東京大学社会科学研究所

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スタッフ

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百瀬由璃絵 (MOMOSE Yurie)

所属部門 附属社会調査・データアーカイブ研究センター (計量社会研究分野)  特任助教
専門分野 社会政策・教育社会学・社会調査法
e-mail momose[at]iss.u-tokyo.ac.jp
[at]を@に置き換えてください。
個人ページ

https://researchmap.jp/y.momose

経歴

2019年4月 - 
2020年3月
東京大学社会科学研究所 特任研究員
2020年4月 - 
2023年3月
中央大学大学院戦略経営研究科 特任研究員
2020年5月 - 
2023年3月
東京大学社会科学研究所 学術専門職員
2022年4月 - 
2023年3月
東京都健康長寿医療センター研究所 非常勤研究員
2022年10月 - リクルートワークス研究所 客員研究員
2023年4月 - 東京大学社会科学研究所 特任助教
2023年4月 - プリンストン大学 客員研究員

研究テーマ

1労働・福祉・教育政策や制度のはざまで生じた複合的な諸問題
Complex issues arising between labor, welfare, and education policies and systems
社会的排除(social exclusion)や剥奪(deprivation)、子どもの頃の逆境経験(adverse childhood experiences)、インターセクショナリティ(intersectionality)など、困難や不利な状況が複雑に絡み合う中で、その根底にある問題を実証的に明らかにしている。最近の研究では、生きづらさや健康上の問題を抱えるグレーゾーンなど、社会的に見過ごされてきた集団に焦点を当て、その人々のセカンドチャンスを模索し、健康格差の保護因子を検討するライフコース研究をおこなっている。

2多様な人材活躍
Diverse human resource activities
共働きのパワーカップル(高学歴や高所得など)が直面する家族形成とキャリアの両立に関する二体問題 (two-body problem)や、休職や離職経験者の職場復帰、治療・疾患・障害がある人々に対するダイバーシティ経営に対応した人事制度、就労支援をおこなう社会的企業の支援方法や資金調達構造などの研究を通じて、社会政策や企業・組織のあり方に関する検討をおこなっている。

主要業績

  • Differences in Material Deprivation by Disability Certificates: A Focus on Physical and Mental Health, CSRDA Discussion Paper Series (45) 1-16 2023年3月
  • 埋もれたインターセクショナリティ:『障害者/健常者』の境界にいる女性, 日本労働研究雑誌 (751) 148-163 2023年2月
  • 二項対立による遮蔽:健常者と障害者の境で生ずる経済・社会・政治・文化的リスク, SSJ Data Archive Research Paper Series (84) 1-42 2022年11月
  • 労働・福祉・医療に結びつかない曖昧な層の計量的可視化:日本社会の 10 人に 1 人, SSJ Data Archive Research Paper Series (83) 1-40 2022年11月
  • 日本の若者における社会的排除構造のコーホート比較, ソシオロゴス (46) 1-16 2022年11月
  • Bullying Experience in Childhood and Health Outcomes in Adulthood, (with Hiroshi Ishida), University of Tokyo Institute of Social Science Panel Survey Discussion Paper Series (155) 1-24 2022年10月
  • The Origins of Social Exclusion and Today's Challenges for the Quantitative Study, Bulletin of the Graduate School of Education, the University of Tokyo 61 381-390 2022年3月
  • 過去の経験が高齢期の社会的排除に与える影響: 人生序盤の困難が生み出す長期的なリスクに着目して, 社会学研究 (106) 103-128 2021年12月
  • 高卒16年目の「夫婦関係の変化」「家のなかの居場所」「仕事への影響と給付金」 ~コロナ禍の影響:高卒パネル調査wave17の結果から, (髙橋 香苗, 田中 茜と共著) 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズ (147) 1-22 2021年11月
  • 健康上の問題があるグレーゾーンの就業状態 : 2つの障害者福祉制度ボーダーラインからの探索, 東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター院生プロジェクトワーキングペーパー 50-65 2021年8月
  • 30代前半期における貸与型奨学金の返済, 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト ディスカッションペーパーシリーズ (133) 1-11 2021年3月
  • 日本の奨学金制度を問い直す:過去の奨学金が貸与か給付かは現状の格差にどう影響するのか?,
  • 令和2年度学生支援の推進に資する調査研究事業(JASSOリサーチ)研究成果報告書 1-13 2021年3月
  • 健康状態と障害者手帳所持状況によるグレーゾーンの同定: 生活と支えあいに関する調査2017の記述, IPSS Working Paper series(J) (39) 1-37 2021年1月
  • 子どもの頃の負の経験がメンタルヘルスに与える影響, 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクト ディスカッションペーパーシリーズ (126) 1-9 2020年12月
  • 高卒15年目の、学校教育の効果と奨学金返済、夫婦ペアデータによる夫の子育てと認識のズレ: 高卒パネル調査wave16の結果から, (山口 泰史, 鈴木 富美子と共著), 東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズ (125) 1-17 2020年11月
  • 相対的貧困と社会的孤立が絡み合う高齢期の社会的排除構造:「全国高齢者パネル調査」を用いた潜在クラス分析からの視差, 全国高齢者パネル調査による高齢期の健康と生活に関する二次分析 研究成果報告書 120-131 2020年3月
  • 日本における社会的排除の動的要因:パネルデータによる多様な就業状態からみる障壁, SSJ Data Archive Research Paper Series (73) 1-17 2020年1月
  • 福祉政策と雇用政策の「はざま」にいる就労困難者に関する日米欧13ヵ国比較 :ISSP「Work Orientations2015」データを用いた探索的研究, EU Institute in Japan Graduate Certificate In European Union Studies 審査論文 2018年3月
  • 社会的企業の就労支援と資金調達構造 :福祉と雇用政策の「はざま」にいる就労困難者への着目, 修士学位審査論文 2018年3月

教育活動

中央大学文学部 「社会情報学調査実習」
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