東京大学社会科学研究所

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所長コラム

所長コラム 2025/08/25

社研の新しい試み

7月に社研で開催された二つのミーティングについてご紹介します。

一つは「フラッシュトーク」です。これは社研では初めての試みですが、それぞれが一人4分程度という枠内で、現在行なっている研究や、これからやってみたい研究について次々に話す企画です。4分というとかなり慌ただしい感じがしますが、その分、インテンシブです。何より多くの研究者(この日は9名)の話を一度に聞けるのがメリットです。「へえ、こんな研究をしているんだ」「自分の研究ともつながるところがあるな」など多くの参加者が思われたのではないでしょうか。

もう一つは次期の全所的プロジェクトのための臨時社研セミナーです。
5月の臨時セミナーに続くもので、いよいよ具体的なプローポーザルが提出され、提案者による説明に引き続き、活発な質疑応答が繰り広げられました。提案者の皆さんが、単に自分のプロポーザルの内容だけでなく、「社研の共同研究の意味」を自覚的に問い直されているのが印象的でした。前向きな質問やコメントと合わせ、次期全所的プロジェクトへの問題意識を深めてくれたと思います。

二つのミーティングとも、社研の研究力の「いま」を存分に感じられました。
この活力を継続していきたいと思います。

宇野重規

        
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