東京大学社会科学研究所

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研究

所員の著書

末廣 昭
『タイ 中進国の模索』
(岩波書店, 2009.8)

はじめに

第1章 タイ社会を見る目—民主化と中進国化

1 政権の不安定、政治の安定
2 政治の三層構造方
3 タイの中進国化

第2章 経済拡大、バブル、そして通貨危機

1 構造不況から経済ブームへ
2 経済のバブル化
3 通貨危機はなぜ起きたか?

第3章 「五月流血事件」から「人民の憲法」へ

1 政党政治の腐敗、クーデタ、政治改革
2 都市の政治・農村の政治
3 政治改革と一九九七年憲法の制定

第4章 タイの中進国化と社会の変化

1 消費社会の到来
2 少子高齢化とストレス社会
3 高等教育の大衆化
4 国王の「足るを知る経済」

第5章 タックシン首相の国家改造

1 タクシノクラシーとは何か?
2 権力集中・異常な蓄財・ネポティズム
3 草の根経済振興と国家競争力強化計画
4 「国の改造」の推進

第6章 政権の不安定、政治の不安定

1 黄色のシャツを着たひとびとの反タックシン運動
2 クーデタとタックシン体制のリセット
3 司法による政治のコントロール
4 選挙から占拠へ、そして政治の不安定へ

終 章 タイ社会と王制の未来

あとがき
タイ主要年表(1991〜2009年)
主要参考文献
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