研究
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- 常松『責任と社会』
所員の著書
常松淳
『責任と社会 不法行為責任の意味をめぐる争い』
(勁草書房, 2009.10)
- 1.1 どのような責任について論じるのか
- 1.2 <法的思考>へのアプローチ
- 1.3 <要件=効果モデル>としての法的思考
- 1.4 <目的=手段>思考と法的思考との緊張
- 1.5 ルール・原理・政策:Dworkinの法理論をめぐって
- 1.6 <政策>による論証と日本の不法行為訴訟
- 1.7 社会における法:法の自律性と社会学
- 2.1 不法行為責任の偶有性
- 2.2 不法行為責任の基本原理(1):権利侵害と違法性
- 2.3 不法行為責任の基本原理(2):過失責任主義の役割
- 3.1 過失責任主義とその無過失化
- 3.2 不法行為責任の正当化
- 4.1 不法行為制度を捉える視点:目的と機能の混在
- 4.2 <主たる目的>としての「損害填補・被害者救済」
- 4.3 <副次的>機能の不安定な位置付け:抑止と制裁
- [付論] <被害者救済>理念からの制度評価と〈脱道徳化>
- 5.1 補償的賠償と懲罰的賠償
- 5.2 民刑峻別論とその批判:制裁性否定の法学的背景
- 5.3 制裁性を法的に否定する論理:目的論は何を可能にしたか
- 5.4 慰謝料という賠償
- 5.5 定期金請求で実現されたこと、されなかったこと
- 6.1 法と強制:その関係の問い方
- 6.2 不法行為責任を道徳化する論理とその難点
- 6.3 修復的司法論における責任の道徳化
- 6.4 強制される責任と自発性
序章 社会における責任と法
第1章 <法的思考>と社会学
第2章 日本における不法行為責任の基本原理
第3章 帰責原理はどのように正当化されてきたか
第4章 不法行為制度の〈目的>:機能の規範的選別と序列化
第5章 制裁性をめぐる争い:制度目的論の役割
第6章 法的責任の道徳化はどこまで可能か
終章
文献
あとがき
人名索引
事項索引