研究
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- 所員の著書(2011年の新刊)
- 大沢(編)『公正なグローバル・コミュニティを』
所員の著書
大沢真理(編)ジェンダー社会科学の可能性 第4巻
『公正なグローバル・コミュニティを—地球的視野の政治経済』
(岩波書店, 2011.12)
2012. 2. 7更新
- 大沢真理
- はじめに
- 1. 経済グローバル化の光と影?
- 2. 大いなる安定か経済危機の時代か
- 3. 「大いなる慢心」とサブプライムローン
- 4. 本シリーズ第4巻について
- 5. ジェンダー社会科学によるグローバル社会政策を
- ダイアン・エルソン
- はじめに
- 1. 主流派貿易理論—比較優位、貿易およびジェンダー
- 2. 異端派貿易理論—絶対的優位性と資本蓄積
- 3. フェミニストの異端は貿易理論
—途上国のジェンダー化された競争優位と貿易自由化 - おわりに
- 足立眞理子
- はじめに
- 1. グローバリゼーションとジェンダー
- 2. フェミニスト経済学とグローバリゼーション研究
- おわりに —グローバリゼーション下の3つの領域の接合関係を組み替える
- 土佐弘之
- 家族と福祉レジーム
- はじめに —開放を目指す<権力/知>の再編と交差性の問題
- 1. グローバル・ヘルス・ガバナンスの危機とグローバル・ジャスティスとしてのユニバーサル・アクセス
- 2. HIV/AIDSのフェミナイゼーションとジェンダー・ジャスティスの政治
- おわりに —交差的抑圧に抗していのちを守るアソシエーションの可能性
- 原ひろ子
- はじめに —「開発」と「ジェンダー研究」、そして「女性学」
- 1. 人口・環境をめぐるジェンダー研究
- 2. 開発をめぐるジェンダー研究
- おわりに
- 高松香奈
- はじめに —課題とアプローチ
- 1. 開発援助政策と人身取引問題
- 2. ミャンマーの人身取引問題と対ミャンマーODA
- 3. 人身取引受入国としての日本と国内施策
- おわりに —「人間の安全保障」達成のためのジェンダー主流化
- 武田宏子
- はじめに —「世界食料危機」から見えてくるもの
- 1. 現代イギリスの「フードガバナンス」
—“From the ‘government’ to ‘governance’” - 2. 2000年代の日本の食料政策改革
- おわりに
- 阿部浩己
- はじめに
- 1. フェミニスト・アプローチの相貌
- 2. 国家と権力
- 3. 国際の平和と安全
- おわりに
刊行にあたって
序 論 グローバル社会政策の構想
I ジェンダー分析の学的インパクト:グローバル化を読み解く
第1章 主流派貿易理論、異端派貿易理論を超えるフェミニスト貿易理論
第2章 グローバリゼーションとジェンダーの政治経済学
—金融領域・生産領域・再生産領域の接合
第3章 交差的抑圧とジェンダー・ジャスティス/ポリティクス
—HIV/AIDSの政治経済学から見えてきたこと
II 課題と可能性:地球的問題群へのとりくみ
第4章 人口・環境・開発のジェンダー課題
—「開発とジェンダー」研究の視点から
第5章 人身取引問題と国際協力
—日本の政府開発援助(ODA)政策の課題
第6章 フードガバナンスの比較ジェンダー分析
第7章 国際法とジェンダー
—国家、権力、平和への視座
キーワード解説
索引