所員の著書

服部健治・丸川知雄(編)
『日中関係史 1972-2012 II 経済』
(東京大学出版会, 2012.08)

刊行にあたって

I 日中経清関係の概観


第一章 国交正常化以前の日中経済交流

嶋倉民生
一 民間貿易協定の始動
二 「政経不可分」と日中経済交流
三 LT貿易の時代へ
四 国交正常化への日中経済交流

第二章 日中経済関係四〇年の概観

服部健治
はじめに
一 田中経済関係の必要十分条件
二 年代ごとの日中経済関係の特色
三 「安定」から「協調・競合」へ
四 日中貿易と対中直接投資の概観

第三章 外交官からみた日中経済交流
  中の経済外交を回顧して

松本盛雄
一 対中経済協力開始の経緯とその意義
二 天安門事件後の対中経済協力の復活と民間投資促進の枠組み
三 中国のWTO加盟交渉の経緯と「世界の市場」に向けた転換

第四章 通商関係からみた日中経済関係

波多野淳彦
一 一九七〇年代の日中通商関係
二 一九八〇年代の日中通商関係
三 一九九〇年代の日中通商関係
四 二〇〇〇年代の日中通商関係

II 国交正常化実現から改革・開放の始動まで
             一九七二〜一九七八年


第一章 概説

服部健治
はじめに
一 国交正常化直前の経済界の動き
二 民間経済団体の動き
三 相互理解への模索
四 第一次中国ブームへ

第二章 広州交易会の変遷

小島末夫
一 中国の貿易体
二 広州交易会の軌
三 日中契約高の比重低下
四 相対的に縮小する広州交易会の役割

第三章 日中長期貿易取り決めの締結

小島末夫
はじめに
一 取り決めの意義
二 長期協定の評価
三 関われる存在意義

第四章 主な業界の勤き

はじめに
服部健治
一 一九七〇年代における新日鐵の対中協力
三田地教一
二 日本企業による石油化学プラントの建設
横井陽一
三 一九五〇年代に始まったコマツの中国事業
茅田泰三
四 改革・開放初期における工作機械産業の技術移転
広田紘一

III 改革・開放の実行から商巡講話まで
             一九七九〜一九九一年


第一章 概説

服部健治
一 改革・開放のインパクト
二 第二次中国プlムと新たな課題
三 対中直接投資と加工貿易の拡大

第二章 対中ODAの開始

関山健
はじめに
一 中国の外資政策変更
二 対中ODA開始決定の経緯
三 対中ODAが果たした役割

第三章 プラント契約問題

小島末夫
はじめに
一 爆発的なプラント契約の経過と特徴
二 大量契約の背景と要因
三 プラント契約の発効留保
四 プラント建設の中止・延期と契約キャンセル

第四章 貿易不均衡への対応

小島末夫
はじめに
一 中国側の大幅な貿易赤字の出現
二 赤字縮小に向け輸出拡大策を強化
三 日本側の対中輸入促進努力
四 香港経由分を加算するとほぼ収支均衡

第五章 主な業界の勤き

はじめに
服部健治
一 中国の自動車産業政策と日本の自動車メーカーの対応
嶋原信治
二 パナソニック(松下電器グループ)の中国事業の始まり
青木俊一郎
三 日中物流業界の変遷
根岸宏和
四 全日空の日中航空路線の開設
山崎邦生
五 海運業をめぐる日中の相克
三浦良雄
六 中国に傾斜する繊維・アパレル産業
美代・江花徹

IV 南巡講話から中国のWTO加盟まで
             一九九二〜二〇〇〇年


第一章 概説

服部健治
一 対中投資の加速化
二 貿易と投資の緊密化
三 チャイナ・リスク

第二章 大連工業団地

梅村賢二
一 大連工業団地構想の始まり
二 日本企業の動きと大同団結へ
三 合弁会社の設立
四 販売不振と資金問題
五 完売と合弁会社の終息
六 大連工業団地プロジェクトの総括

第三章 アジア通貨危機の影響

大西義久
一 アジア通貨危機の発生
二 香港、中国への影響
三 日本の企業、銀行の対香港・中国ビジネスへの影響
四 アジア通貨危機の中国への教訓とその後の金融制度改革への歩み
五 設備輸入の免税措置見直し
六 中国に傾斜する繊維・アパレル産業

第四章 投資現場が直面した課題

服部健治
はじめに
一 輸出増値税の不還付
二 債権の未回収
三 労務問題
四 乱収費
五 設備輸入の免税措置見直し
六 外貨管理の規制強化

第五章 広東国際信託投資公司(GITIC)の破産

梅村賢二
一 GITIC破産の背景
二 GITICと日本の銀行の関わり
三 処理の経緯
四 破産処理における問題点
五 GITIC破産の影響

第六章 知的財産権の侵害

日高賢治
一 中国における知的財産権制度の歴史
二 日中間の知財交流
三 知的財産権分野における日中間の課題
四 今後の課題

第七章 主な業界の勤き

はじめに
服部健治
一 資生堂の中国進出
鳥海康男
二 ビール業界
西野昌男
三 広告業
渡辺浩平
四 通信事業
町田和久
五 オートバイ産業
大原盛樹
六 銀行業
梅村賢ニ
七 総合商社
小山雅久

V WTO加盟以降の日中経済関係 二〇〇一〜二〇一二年


第一章 概説

丸川知雄
一 「世界の工場」中国
二 「世界の市場」中国
三 日本へ進出する中国
四 経済摩擦

第二章 個別日系企業をめぐるトラブルとその背景

渡辺浩平
はじめに
一 中国社会の変化
二 中華の侮辱
三 転換点としての「反日デモ」

第三章 経済摩擦 初の対中セーフガード、対日アンチダンピング

小島末夫
はじめに
一 対中セーフガード
二 活発化するアンチダンピング調査の立件

第四章 食の安全問題

丸川知雄
一 中国からの食料品輸入
二 中国産食品の安全問題
三 日本産食品の放射性物質問題

第五章 環境協力

長瀬誠
はじめに
一 環境案件への傾斜
二 環境案件の事例紹介
三 日中環境協力の体制・システム変化
四 対中環境協力事業の評価
五 おわりに

第六章 研修・技能実習生をめぐる日中関係

岡室美恵子
一 日本における外国人研修制度
二 中国人研修・技能実習生への依存
三 日本への研修派遣の始まり
四 研修・技能実習生の課題
五 研修・技能実習生制度の今後

第七章 対中ODA(円借款)の終了

関山健
はじめに
一 対中ODAをめぐる状況変化
二 対中ODA見直し
三 対中円借款の新規供与終了

第八章 主な業界の勤き

はじめに
服部健治
一 丸紅の中国不動産事業
徳永貴司
二 保険業
藤田桂子
三 証券業
根栄一
四 弁護士の中国業務
曾我貴志
 
五 小売業
黄磷
六 日中の観光交流とJTB
坪井泰博

VI 今後の日中経済関係


終 章 中国の経済大固化と日中関係

丸川知雄
一 日中関係の変化
二 競争相手としての中国
三 日本と中国の新たな優位性

あとがき/日中経済関係年表

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