研究
- トップ
- 刊行物等 一覧
- 所員の著書(2015年の新刊)
- 玄田有史『危機と雇用—災害の労働経済学』
所員の著書
玄田有史『危機と雇用—災害の労働経済学』
(岩波書店, 2015年2月)
2015.3.18更新
第1章 震災前夜
- 有効求人倍率とリーマン・ショック
- 就業者数の変化
- 完全失業率
- 複雑化する雇用問題
- リーマン・ショックと雇用対策
- 「基金」の活用
- 基金訓練
- 求職者支援制度
- そして二〇一一年三月一一日へ
第2章 震災と仕事
- ミスマッチの発生
- 複雑化する被災の現実
- データによる実態把握
- 就業構造基本調査
- 震災時の居住市町村
- 震災時の就業状況
- 五七〇万人への影響
- 仕事への影響の中身
- 地域別の影響
- 製造業への被害
- 漁業と建設業の明暗
- 「ものづくり」の底力
- 自営業主・会社役員などへの影響
- 雇用者につ いての多様な対応
- 人的資本理論
- 震災と雇用の安定
- 学歴の影響と若者のニート化
- 不安定層の深刻さ
- 避難指示区域の困難
- 賠償金の影響?
- 避難継続者の存在
- 原因は「住み慣れぬ土地」
- 社会的共通資本という考え
- データが語るもの
第3章 震災と雇用対策
- 復興構想会議へ
- 「日本はひとつ」しごとプロジェクト
- 提言に向けて
- 危険だった雇用財源
- 『復興への提言』のなかの雇用対策失業給付延長による対応
- 第二のセーフティネット
- 被災と職業訓練
- 生活保護増加の抑止
- 基金事業の活用
- グループ支援か、個別支援か
- 政策検証の必要性
第4章 震災と企業
- V字回復とサプライチェーン問題
- 復旧・復興に向かう被災企業
- 雇用創出・雇用消失
- 雇用創出のミクロ化
- 企業調査の実施
- 企業被害の状況
- 企業の強み
- 今後の事業の見通しへの影響
- 経営者のリーダーシップがもたらすもの
- 被災経験と雇用の変化
- 雇用創出とリーダーシップ
- 危機における リーダーシップ
- 自営業主の奮闘
- 減りゆく自営業
- 平時におけるチームワーク
- 技術力と営業力
- 時代は変わっても
- 規模と産業
- 政策評価とセレクション・バイアス
- 政策への期待
第5章 震災と希望
- 震災がもたらした変化
- 若者の意識変化
- 希望を失う若者たち
- 希望の衰退
- 被災による影響
- 困難のなかにある人々
- 震災前後の変化
- 希望の中身
- 仕事から家族へ
- さらばワーカホリック
- 仕事への考え方の変化
- 仕事に対する思い
- 被災経験と仕事観
- 生活についての考え方の変化
- 希望を持ちやすい人
- 希望と年齢の関係
- 友だちが少ない
- 孤独と希望
終章 危機に備えて
- 危機の前の幸運
- 柔軟さから学ぶ
- 歴史を過去にしない
- 不安定な人々への視線
- リーダーは育てられるか
- 命あってこそ
- 日頃からの信頼の構築
- 記録と記憶を繋ぐ