東京大学社会科学研究所

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研究

所員の著書

石川博康
『「契約の本性」の法理論』
(有斐閣, 2010.08)


新刊著者訪問にて石川博康准教授にインタビューしています。

序 章

第1節 問題の所在
第2節 分析の方法−三分法の理論への着目
第3節 本書の構成

第1章 ローマ法におけるnatura contractusと三分法の理論

第1節 ローマ法におけるnatura contractusをめぐって
第2節 pacta ex intervalloに関する法的規律とnatura contractus
第3節 nature contractus と三分法の理論
第4節 本章のまとめ

第2章 中世ローマ法学における三分法の理論の生成と展開

第1節 三分法の理論の形成とアリストテレス哲学
第2節 註釈学派における三分法の理論
第3節 註解学派における三分法の理論
第4節 人文主義法学における二分法的思考と三分法の理論
第5節 本章のまとめ

第3章 近代のフランスおよびドイツにおける「契約の本性」論と民法典

第1節 ドマの契約補充理論とポティエにおける三分法の理論
第2節 フランス民法1135条とフランス註釈学派における三分法の理論
第3節 19世紀ドイツ普通法学における三分法の理論
第4節 ドイツ民法典の編纂過程における「契約の本性」の観念
第5節 不合意と契約の本質的要素—ドイツ民法154条をめぐって
第6節 本章のまとめ

第4章 現代における「契約の本性」論

第1節 契約の成立における本質的要素
第2節 ドイツの約款規制法理における「契約の本性」の観念
第3節 フランスにおける「本質的債務」論と三分法の理論
第4節 契約の類型的構造と三分法の理論
第5節 本章のまとめ

結 章

第1節 本書のまとめ
第2節 契約規範の補充と規制の構造に関する統一的把握に向けて

引用文献一覧

事項・人名索引

史料・条文・判例等索引

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