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なぜ中国でイノベーションと社会実装が加速しているのか?
伊藤亜聖(社会科学研究所)

日時:2018年7月10日 15時00分-16時40分
場所:センター会議室(赤門総合研究棟5F)

報告要旨

 中国は一人当たりGDPでは中所得水準にあり、研究開発投資額の総額は世界第二位ながらも、米国よりは少ない。にもかかわらず、中国では先進国以上にモバイル決済が普及し、それを新たなインフラとしてオンラインとオフラインをつなぐ様々な新サービスも登場している。中国で進むのは基礎研究や製品開発の能力の向上だけではない。注目が必要なのは、新たな情報通信技術を活用して、社会にこうした技術を埋め込み、新サービスとしてビジネスを回していくメカニズムである。本報告ではこのような現象を仮に「社会実装型のイノベーション」と呼んで、中国におけるデジタルプラットフォーム、制度・政策・規制、地方間競争、後発性の効果などの観点から検討を加える。