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研究

社研セミナー

体制転換20年のポーランド―何が問題か
小森田秋夫(社会科学研究所)

日時:2010年 2月 9日 15時-17時
場所:センター会議室(赤門総合研究棟5F)

報告要旨

 旧東欧における体制転換の画期となった1989年から20年が経過した。この期間に何が起こり、この地域の社会にどのような変化が生じたか、そこにはどのような問題が孕まれているか、について振り返るのにふさわしい時期を迎えている。

 本報告では、旧東欧の一国であるポーランドに即して、体制転換20年を経た今日、何が問われているか、また問われるべきかについて考えてみることにしたい。想定している問いは、「1989年に起こったのは『市民革命』だったのか?」「民主主義は実現されたか」「どのような資本主義が生まれたか」「『カトリックの勝利』はどのような社会をもたらしたか」「新たな国際的環境のもとでどのような位置取りをしているか」の5つである。

 なお、本セミナーは、社会科学研究所における報告者の最後の報告であるので、この点についてもひとこと言及する。


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