東京大学社会科学研究所

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研究

社研セミナー

社会的選択理論とデモクラシー
加藤晋(首都大学東京 准教授)

日時:2012年12月11日 14時50分-16時30分
場所:センター会議室(赤門総合研究棟5F)

報告要旨

 社会的選択理論の主眼は、個人的価値を集計し社会的価値を構成する方法を探究することにある。アローの不可能性定理はこうした価値集計の手続きの困難性を示している。本報告では、この定理の解釈について検討しつつ、社会的選択理論と民主主義の関係について論じる。まず、具体的な投票制度に言及しつつ、社会的選択理論の枠組みと不可能性定理を概観する。そして、社会的選択理論の特徴を「意味」と「構造」という2つの観点から整理を行い、制度としての民主主義と討議としての民主主義について議論する。そして、討議の不安定性について検討する。