社研セミナー

「Referral Hiring of Miners: Case from the Coal Industry in Early Twentieth Century Japan」
酒井 真世(社会科学研究所)

日時:2017年5月9日 15時00分-16時40分
場所:センター会議室(赤門総合研究棟5F)

報告要旨

 1900年代の炭鉱において、ほぼすべての労働者管理は、企業が直接に行うのではなく、納屋制度と呼ばれた請負制度が存在し、間接的に行われていた。労働者の募集・採用については、企業の人事担当によって実施され始めたが、ほとんど は、「保証人」と呼ばれた紹介者を通じてなされていた。紹介による労働者の採用は、推薦採用(Referral hiring)と呼ばれ、現在においても活用されているものであり、その効果については、推薦採用を用いたほうが、そうでない労働者よりも生産性が高く、勤続期間が長くなる、などと論じられている。
 本研究においては、まず、推薦採用がどのような労働者の属性において効果的であるのかを理論的に予測し、次に、1900年代に操業された炭鉱企業の雇用契約書を用い、その理論的予測の妥当性について検討する。

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