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社研サマーセミナー 2025
オンライン(Zoom)
中学校・高等学校教員の方を主に対象とする社研サマーセミナーを、本年もオンラインで開催いたします。
本研究所は2021年度より全所的プロジェクト研究「社会科学のメソドロジー:事象や価値をどのように測るか」を発足させ、社会科学における方法論の変化を再検討してきました。今回のセミナーでは、本プロジェクトのうち「測ることの社会科学班」のメンバーが取り組んできた、多様な社会科学が、事象のみならず主観的な価値や選好をいかに「測る」かに注目した研究成果をご紹介いたします。登壇者と議論する機会も設ける予定です(各報告につき講演40分、質疑応答20分予定)。中高生の進路選択の手がかりや、授業計画を充実するきっかけを提供することができれば幸いです。ふるってご参加ください。
プログラム
2025年8月6日(水)
- 12時30分
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開場
- 12時40分
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開会の挨拶 宇野重規(東京大学社会科学研究所 所長)
- 12時50分~13時50分
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比較を通じて見る日本社会の「就職」:働く力をどう養い、測るか
有田伸 教授 専門分野: 比較社会学
人々が学校を卒業し、仕事を得るまでの「就職」のプロセスは、それぞれの制度条件の影響を受け、国ごとに大きく異なっています。日本の就職にはどのような特徴があるのか、またそれはなぜなのかを、「働く力の養い方・測り方」にも着目しながら、社会学の視点に立って考えていきます。
- 13時55分~14時55分
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デジタルプラットフォームとの向き合い方
石原章史 教授 専門分野:組織の経済学、産業組織論、政治の経済学
近年のビッグテックを中心に「利用者に価値を生み出す場を提供する」プラットフォーム事業が展開され、ビジネスモデルとして大きな影響を与えています。プラットフォーム事業が既存のビジネスとどう異なるのか、どのように利用されているのか、また規制政策など政策的にどのようにかかわるべきなのかを概観していきます。
- 15時00分~16時00分
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格差の検証と差別のジレンマ:不平等の統計的把握の有効性とその問題
永吉希久子 教授 専門分野:社会学ジェンダーやエスニシティなどにもとづく格差の解消が重要な社会的課題となる中、格差の所在を明らかにするための統計分析に注目が集められています。他方で、統計分析が差別の強化を招きうるとの指摘もなされています。本セミナーでは、格差の解消に向けた統計的手法の有効性と課題を考えます。
■対象: | 中学校および高等学校教員ほか(一般の方も参加可能です) |
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■定員: | 50名(応募者が定員を超えた場合には、中学校および高等学校教員の方を優先します) |
■申込締切: | 2025年7月25日(金) ※受講者にはセミナー前日までにオンライン開催のZoom URLをご連絡します。なお、応募人数が定員を大幅に超過した場合、募集を締切る場合があります。ご注意下さい。 |
■参加費: | 無料 |
■受講証: | 講義をすべて受講された方には受講証を発行いたします(希望者のみ、PDF発行) |
■お申込方法: |
こちらからお申込ください。 お申し込み後、1週間以内に受付完了メールが届かない場合は、受付が完了していない可能性がありますので、下記へお問い合わせ下さい。 ※迷惑メール対策等の設定により、メールが届かない場合があります。「@iss.u-tokyo.ac.jp」からのメール受信が可能な設定にしてください。 |
■問い合わせ先: | 東京大学社会科学研究所 広報室 社研サマーセミナー担当(summerws(at)iss.u-tokyo.ac.jp) 「(at)」を「@」に変更の上、メールを送信してください。 |