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教育・社会連携

社研サマーセミナー 2023

子どもを取り巻く社会と未来

2023年8月3日(木)
オンライン開催
受付は終了いたしました

 中学校・高等学校教員の方を主に対象とする社研サマーセミナーを、本年もオンラインで開催いたします。
 少子化対策、子育て支援策の強化がうたわれる中、子どもを取り巻く私たちの社会の姿を見つめ直すべく、社研所員がこれまで取り組んできた研究成果を紹介いたします。ご参加の皆様の経験も交えつつ、所員と議論する時間も設ける予定です(各報告につき講演40分、質疑応答20分予定)。中高生を含めた子どもたちの未来を改めて考える機会を提供することができれば幸いです。ふるってご参加ください。

サマーセミナー2023

プログラム

(チラシのダウンロードはこちらから)
8月3日(木)
12時40分
開場
12時50分
開会の挨拶 (玄田有史所長)
13時00分~14時00分
少子化社会と子どもの権利
齋藤 宙治 准教授

少子化が進むということは、社会内で子どもが少数派になるといういわば「子どものマイノリティー化」がさらに進むということでもあります。この講義では、社会的弱者・少数派の権利という切り口から、子どもの権利はなぜ社会内で軽視されやすいのかを分析したうえで、子どもを取り巻く社会と未来のあり方を考えてみたいと思います。

関連する業績
  • 『子どもと法:子どもと大人の境界線をめぐる法社会学』(東京大学出版会、2022年)
  • 『話し合いでつくる中・高公民の授業:交渉で実現する深い学び』(共著、清水書院、2018年)
  • "Equal Protection for Children: Toward the Childist Legal Studies," New Mexico Law Review, 50, 235–286, 2020.
14時05分~15時05分
奨学金と進路選択
王 帥 准教授

日本の高等教育では、私的負担への依存度が高く、費用負担が大きな課題となっています。奨学金制度の拡充によりその利用者数は増えていますが、奨学金が高等教育機会均等に寄与しているのでしょうか。本セミナーでは、複数の調査データに基づいて奨学金の在り方について考えてみたいと思います。

関連する業績
  • 「コロナ禍における大学生の生活実態―経済支援の観点からのアプローチ」『大学経営政策研究』13:1-18, 2023.
  • 「親の教育意識が教育費負担と進路選択に及ぼす影響-進学を支える家計に無理があるのか」『「子どもの生活と学びに関する親子調査」(パネル調査)を用いた親子の成長にかかわる要因の二次分析 研究成果報告書』東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター,pp.56-69, 2022.
  • "The Usage of Financial Aid for University Students in China",CSRDA Discussion Paper,No.12, 2021.
15時10分~16時10分
GIGAスクール構想で学習意欲は向上するか
大野 志郎 特任准教授

子どもたちは学校でICT機器を1日約60~80分用いており、およそ半数は学習の気持ちが高まると感じています。しかし、学習意欲はここ数年下降しており、上手な勉強のしかたがわからない生徒が増えています。近年の子どもの学習環境について、ベネッセ教育総合研究所との共同研究によるデータをもとに考えます。

関連する業績
  • 「コロナ禍における人々の意識と行動―世界29カ国比較調査」(橋元良明、篠田詩織、天野美穂子、堀川裕介と共著)東京大学社会科学研究所、2023年
  • 『新型コロナウイルスが人間社会へ残した禍根-渦中に見いだされたセレンディピティとコロナ世代の可塑性-』、(加納寛子、樫村愛子、葉養正明、河野義章、内藤朝雄と共著)、大学教育出版、2022年
  • 『逃避型ネット依存の社会心理』、勁草書房、2020年
■対象: 中学校および高等学校教員ほか(一般の方も参加可能です)
■定員: 50名(応募者が定員を超えた場合には、中学校および高等学校教員の方を優先します)
■申込締切: 2023年7月28日(金)
※受講者にはセミナー前日までにオンライン開催のZoom URLをご連絡します。なお、応募人数が定員を大幅に超過した場合、募集を締切る場合があります。ご注意下さい。
■参加費: 無料
■受講証: 講義をすべて受講された方には受講証を発行いたします(希望者のみ、PDF発行)
■お申込方法: 受付は終了いたしました。
1週間以内に受付完了メールが届かない場合は、受付が完了していない可能性がありますので、下記へお問い合わせ下さい。
※迷惑メール対策等の設定により、メールが届かない場合があります。「@iss.u-tokyo.ac.jp」からのメール受信が可能な設定にしてください。
■問い合わせ先: 東京大学社会科学研究所 研究戦略室
社研サマーセミナー担当(summerws(at)iss.u-tokyo.ac.jp)
「(at)」を「@」に変更の上、メールを送信してください。
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