研究
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所員の著書
宇野重規
『西洋政治思想史』
(有斐閣アルマ, 2013年10月)
2013.10.25更新
はじめに
- 政治思想史に意味があるのか 「自由」の発展としての歴史? グローパル・ヒストリー」時代の政治思想史 「政治的人文主義」と「共和主義」 ヨーロッパの「地域性」 政治哲学との架橋
第1章 古代ギリシアの政治思想
- ポリスの誕生 デモクラシーの成立 自由・正義・法 デモクラシーと哲学
- 法は絶対か ソクラテスの登場 『ゴルギアス』と『国家』 イデアと哲人王
- 形而上学 学問の体系 ポリス世界と『政治学』 政体論
第2章 ローマの政治思想
- ポリス世界の黄昏 共和政ローマの発展 ポリュビオスの混合政体論 ギリシアとローマの違い
- 帝政への移行 キケロ タキトゥス セネカ
- ユダヤ教という起源 イエス・キリストの出現 バウロ 初期キリスト教徒の共同体
- 論争の生涯 神の国と地の国 自由意志と悪 キリスト教における時間
第3章 中世ヨーロッパの政治思想
- 古代一中世一近代? カロリング・ルネサンス 封建社会と法 両剣論
- 12世紀ルネサンス シャルトル学派とソールズベリのジョン スコラ哲学 トマス・アクィナス
- 普遍論争 普遍的共同体の解体 王権の発展と団体・代表理論 ダンテとパドヴァのマルシリウス
第4章 ルネサンスと宗教改革
- イタリア都市国家の発展 マキアヴェリとその時代 君主論 リウィウス論
- 宗教改革とは ルター カルヴァン 宗教改革の帰結
- 迫害,寛容,抵抗権 モナルコマキの諸相 ポリティーク派の寛容論 ボダン
第5章 17世紀イングランドの政治思想
- イングランド内乱の展開 レヴェラーズ ミルトン 自由な国家
- 新しい政治学 自然状態と自然法 国家の成立 宗教論と主権の限界
- 「古代の知恵」 軍隊と土地所有 『オセアナ共和国』の制度構想 ネオ・ハリントニアン
- 自然法と人間の認識能力 自然状態 政治社会 宗教論
第6章 18世紀の政治思想
- 絶対王政への知的抵抗 共和政,君主政,専制政 イングランドの発見者 商業社会
- 新たな知の拠点とネットワーク 啓蒙とは何か 道徳哲学 啓蒙と政治権力
- 合邦と社会変動 カントリ派とコート派 道徳哲学と文明社会論 ヒューム
第7章 米仏二つの革命
- 『学問芸術論』 『人間不平等起源論』『社会契約論』 残された問い
- アメリカ独立革命 トマス・ペイン ジェファソン 『ザ・フェデラリスト』
- フランス革命の衝撃 『現代の不満の原因』 議会・政党論 『フランス革命の省察』
第8章 19世紀の政治思想
- フランス革命批判 外面的国家批判 市民社会 行政,職業団体,国家
- フランス革命と自由主義の誕生 トクヴィル デモクラシ一社会の危険性 J.S.ミル
- 社会問題と社会主義 サン・シモンとフーリエ オーウェンとブルードン マルクス
結章 20世紀の政治思想
- デモクラシーの世紀 政治とは何か 自由主義の転換 政治思想の現在