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- 高原明生・丸川知雄・伊藤亜聖編『東大塾 社会人のための現代中国講義』
所員の著書
高原明生・丸川知雄・伊藤亜聖編『東大塾 社会人のための現代中国講義』
(東京大学出版会, 2014年11月)
2014.11.27更新
⇒新刊著者訪問にて丸川先生・伊藤先生にインタビューしています.
はじめに(高原明生)
I 政治
第1講 政治:国家体制と中国共産党(高原明生)
- 政治体制
- 政治闘争
- 政治課題
- 中国の論争
第2講 民族:「中華民族」の国家と少数民族問題(平野聡)
- 「中華民族」とは何か?
- なぜ内陸アジア民族は「中華民族」イデオロギーに馴染まないのか
- 内陸アジア民族の不幸のはじまり
- 中華民国の紆余曲折――漢人中心国家(大漢族主義)か,「五族共和」か?
- 中華人民共和国の成立・毛沢東と少数民族
- 改革開放から現在へ――なぜ中国の国家統合は改めてこじれつつあるのか?
第3講 ナショナリズム:中華民族の虚と実(村田雄二郎)
- 「中華民族の復興」とは?
- 「中華民族」の定義
- 歴史から見る中華民族
- 近代日本との比較
II 外交・安全保障
第4講 外交:歴史と現在(川島真)
- 「中国」の創出と「本来の中国」を回復する運動
- 中華人民共和国の外交
第5講 安全保障と海洋進出 意図と能力の解明(松田康博)
- 東アジア地政環境における中国
- 軍事力増強の趨勢
- 海洋進出の問題点
- 対外行動の強硬化と日中関係の悪化
III 経済
第6講 ミクロ経済:国家資本主義と大衆資本主義(丸川知雄)
- 国有企業はすごいのか,ひどいのか?
- 大衆資本主義のダイナミズム
第7講 経済の行方:「二つの罠」を乗り越えられるか(関志雄)
- 景気動向と短期のリスク
- 中長期の成長性とそれを左右する構造要因
- 中国の台頭による世界経済への影響
IV 法・社会
第8講 法:中国法の枠組みと役立ち方(高見澤磨)
- 法はあります
- 役立っていないかのように見えるのはなぜでしょうか?
第9講 社会の変化:和諧社会実現の理想と現実(園田茂人)
- 時系列的な意識調査の必要性
- 格差社会の拡がりで社会的不満が爆発するか?
- 基層レベルでの選挙は人々の民主化への意識を変化させているか?
第10講 公民社会:民主化の行方(阿古智子)
- 現代中国の「人民」と「公民」
- 世論を動かすソーシャルメディア
- 「公共知識人」としての弁護士の役割