東京大学社会科学研究所

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研究

所員の著書

水町勇一郎
『労働法〔第5版〕』
(有斐閣, 2014年4月)

2014.5.2更新

はじめに——労働法の性格を知り,その根底にあるものを考える

  1. 労働法の「日常性」
  2. 労働法の「政策性」
  3. 労働法の「根源性」
  4. 労働法の根底にあるもの

第1編 労働法の歴史と機能——労働法の背景や基盤を知り,その意味を探る

第1章 労働法の歴史

  1. 労働法の誕生——「集団」の発明
  2. 労働法の発展——「黄金の循環」
  3. 労働法の危機——「フォード・モデル」の解体
  4. 労働法の未来——労働法はどこへいくのか?

第2章 労働法の機能

  1. 労働法の背景にある社会システム
  2. 社会システムと労働法

第2編 労働法総論——労働法の全体像と枠組みを知る

第1章 労働法の基本構造

  1. 労働法の全体像
  2. 労働関係の規律構造

第2章 労働法上の当事者

  1. 「労働者」
  2. 「労働組合」
  3. 「使用者」

第3章 労働法の法源

  1. 強行法規
  2. 労働協約
  3. 就業規則
  4. 労働契約

第3編 雇用関係法——労働者と使用者の個別の関係を規律する法

第1章 雇用関係の変遷

  1. 雇用関係の成立
  2. 雇用関係の展開
  3. 雇用関係の終了

第2章 雇用関係の内容

  1. 労働者の人権の保障
  2. 基本的労働条件
  3. 労働者の安全・健康の確保
  4. 年少者・女性の保護
  5. 労働と私生活の調和

第3章 非正規労働者に関する法

  1. 総説——日本の非正規労働者の状況と学説・裁判例の展開
  2. パートタイム労働者をめぐる立法——パートタイム労働法による規制
  3. 期間の定めのある労働契約をめぐる立法
  4. 労働者派遣をめぐる立法

第4編 労使関係法——労働者,使用者と労働組合との集団的な関係を規律する法

第1章 労使関係の基本的枠組み

  1. 労働組合
  2. 団体交渉と労働協約

第2章 団体交渉促進のためのルール

  1. 団体行動権の保障
  2. 不当労働行為の禁止

第5編 労働市場法——求職者と求人者との取引に関する法

第1章 雇用仲介事業の規制

  1. 規制の趣旨・経緯
  2. 職業紹介事業の規制
  3. 労働者供給事業の規制

第2章 雇用政策法

  1. 労働市場政策の類型と動向
  2. 消極的労働市場政策——雇用保険による求職者給付・就職促進給付
  3. 積極的労働市場政策

第6編 労働紛争解決法——労働紛争を解決するための法

第1章 日本の労働紛争の特徴

  1. 伝統的特徴——訴訟回避の傾向
  2. 今日における変化——集団紛争から個別紛争へ

第2章 労働紛争解決システム

  1. 企業内紛争解決システム
  2. 行政による紛争解決システム
  3. 裁判所による紛争解決システム

むすび——日本の労働法の特徴と課題について,もう一度考える

  1. これまでの日本の労働法の特徴
  2. 考察——これからの雇用社会と労働法のあり方
条文索引/事項索引/判例索引

『労働法〔第3版〕』について水町勇一郎教授にインタビューしています。

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