研究
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- 佐藤岩夫・濱野亮編『変動期の日本の弁護士』
所員の著書
佐藤岩夫・濱野亮編『変動期の日本の弁護士』
(日本評論社, 2015年2月)
2015.6.2更新
第1章 変動期の日本の弁護士(佐藤岩夫)
- はじめに:本書のねらい
- 弁護士経済基盤調査の概要と特徴
- 弁護士経済基盤調査にみる日本の弁護士の長期的趨勢
- むすび
第1部 弁護士業務の分化と展開
第2章 弁護士業務分野の特徴と構造――シカゴ調査との比較を中心に(武士俣 敦)
- はじめに
- シカゴ調査の概要と分析方法
- 業務分野のエフォート、専門化、顧客および相互連関
- まとめ:個人代理業務と企業・組織代理業務の社会的再編成へ
第3章 弁護士のなだらかな分化――専門化と階層化は進行するか(藤本 亮)
- はじめに
- 業務時間比率からみた業務の「専門化」
- 弁護士の取扱業務分野に基づくクラスタ化
- 主成分分析による分析:なだらかな業務分化
- 分析結果からの示唆
第4章 企業法務の本格的展開――伝統的構造からの離脱(濱野 亮)
- はじめに
- 現状分析:3類型の析出
- 伝統的構造からの離脱
- むすび
第2部 弁護士活動の地域特性
第5章 弁護士役務の地域特性(高橋 裕)
- はじめに
- 弁護士役務の提供状況:概観
- 所得・刑事国選弁護と地域
- おわりに
第6章 弁護士の経済的基盤と訴訟実務の現状の地域差(菅原郁夫)
- はじめに
- 弁護士業務の地域差
- 弁護士業務の地域差から見た訴訟実務
第3部 弁護士のキャリア・パス
第7章 弁護士の開業地と事務所移転(飯 考行)
- はじめに
- 開業地の決定要因
- 事務所移転の傾向とキャリア・パス
第8章 弁護士への転職――前職経験のある弁護士の業務特性と弁護士観(渡辺千原)
- はじめに
- 本調査での「前職あり」弁護士
- 前職あり弁護士の弁護士観と業務
- 若手の前職あり弁護士:もと私企業従業員の現在、今後?
- いわゆる「ヤメ判」「ヤメ検」:元裁判官・元検察官の特徴
- 社会移動性と弁護士
第4部 ジェンダー・学歴と弁護士
第9章 ライフイベントと専門職生活――ジェンダーの視点から(石田京子)
- はじめに
- 年代別にみる労働時間および所得の男女格差
- ライフイベントの経験と事務所移動の関連性
- 婚姻・育児・事務所移動経験の有無別による労働時間と所得の男女比較
- 考察:子育て世代の弁護士の所属事務所移動の意味
- まとめ
第10章 弁護士の入職におけるジェンダー効果と学歴効果――司法試験改革により格差は解消されたのか?(中村真由美)
- 本稿の目的
- なぜ法律事務所の規模に焦点をあてるのか
- ジェンダーと学歴による格差
- 仮説
- データと変数
- 分析
- まとめと考察
第5部 弁護士イメージの変容
第11章 弁護士の自己イメージと国民によるイメージ(太田勝造)
- 日本人の弁護士イメージ
- 国民の世帯所得の分布と弁護士の所得の分布
- 弁護士の所得イメージ
- 弁護士は社会的弱者や少数者の味方か?
- 弁護士の社会的地位
- おわりに