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- 田中隆一著『計量経済学の第一歩―実証分析のススメ』
所員の著書
田中隆一著『計量経済学の第一歩―実証分析のススメ』
(有斐閣, 2015年12月)
2016.2.23更新
はしがき
第1章 なぜ計量経済学が必要なのか
- 政策の「効果」とは?
- 証拠(エビデンス)に基づく政策
- エビデンスへの実験的アプローチ
- 観察データを使った計量経済学的アプローチ
第1部 確率と統計のおさらい
第2章 データの扱い方―数字に隠された意味を読み取る
- データを整理して情報を読み取る
- 観測されたデータから全体の傾向を知るには?
- 2つの事柄の関係を調べる
第3章 計量経済学のための確率論―不確かなことについて語る
- 物事の起こりやすさを表すツールとしての「確率」
- 確率の性質を表す確率分布
- 2つ以上の事柄の確率変数
- 連続確率分布
- 計量経済学で使う代表的な確率分布
第4章 統計学による推論―観察されたデータの背後にあるメカニズムを探る
- 統計的推論とは?
- 標本平均の性質
- 標本分散と効率性
- 仮説検定
第2部 計量経済学の基本
第5章 単回帰分析―2つの事柄の関係をシンプルなモデルに当てはめる
- 単回帰モデル
- 最小2乗法
- 傾きパラメターをどう解釈するか?
- 最小2乗法の別解法――残差2乗和の最小化
- 最小2乗推定量は良い推定方法か?
第6章 重回帰分析の基本―外的条件を制御して本質に迫る
- 外的条件を制御する重回帰モデル
- 欠落変数によるバイアス
- 最小2乗推定量の分散
- 回帰分析後の検定――推定された効果は統計的に意昧のあるものか?
- 大標本理論
第7章 重回帰分析の応用―本質に迫るためのいくつかのコツ
- 変数の単位と傾きパラメターの解釈
- より複雑な政策効果をモデル化する
- ダミー変数を使った分析
- 分散が不均一なときの頑健な標準誤差
- 誤差項の分散が均ーかどうか調べる――分散不均性の検定
第3部 政策評価のための発展的方法
第8章 操作変数法―政策変数を間接的に動かして本質に迫る
- 内生性の問題と対応
- 操作変数のモデル
- 誤った操作変数を用いたら?
- 2段階最小2乗法
第9章 パネル・データ分析―繰り返し観察することでわかること
- 複数時点の観測されたデータ
- 差の差の推定量
- 2期間パネル・データ
- 変量効果モデル
第10章 マッチング法―似た人を探して比較する
- 実験的手法の導入
- 傾向スコア・マッチング
第11章 回帰不連続デザイン―「事件」の前後を比較する
- 「制度」の特徴を利用する
- まとめ