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研究

所員の著書

宇野重規(編)
『民主主義と市民社会 (リーディングス 戦後日本の思想水脈 第3巻)』
(岩波書店, 2016年8月)

2016.10.18更新

刊行にあたって
凡例

I 敗戦からの再出発

 更生日本の門出――前途は実に洋々たり(「更生日本の針路」、一九四五年):石橋湛山
 配給された自由(一九四五年):河上徹太郎
 冬に入る(一九四六年):中野重治
 新日本文化の創造――紀元節における演述(一九四六年):南原 繁
 コラム1 婦選運動のあゆみ――市川房枝

II 民主主義の諸構想

 超国家主義の論理と心理(一九四六年):丸山眞男
 民族主義と国家主義(一九五九年):加藤周一
 日本の思想百年(一九六六年):鶴見俊輔

III 大衆と市民社会

 大衆天皇制論(一九五九年):松下圭一
 市民主義の成立――一つの対話(一九六〇年):久野 収
 市民と市民運動(一九七三年):日高六郎
 コラム2 社会と社会主義―-平田清明

IV 「戦後民主主義」の問い直し

 戦後世代の政治思想(一九六〇年):吉本隆明
 原理としての民主主義の復権(一九六七年):小田 実
 天皇観の相克――結びにかえて(『天皇観の相刻』、一九七八年):武田清子

V あらたな日本社会像を求めて

 内発的発展論へむけて(一九八〇年):鶴見和子
 「日本」という名の成功を超えるために(一九八三年):村上泰亮
 戦後の議論の前提――経験について(一九八一年):藤田省三
 コラム3 「日本見直し論者」たちの批判――K・V・ウォルフレン

VI 政治空間の行方

 分断的政治システムに代る「政治空間」を求めて(一九八四年):佐々木毅
 夢を語る思想(二〇〇九年):東 浩紀
 現代民主政1・5――熟議と無意識の間(二〇一二年):空井 護
 コラム4 三・一一後の民主主義論

〈解説〉 民主主義と市民社会の模索:宇野重規

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