研究
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- 平島健司 著『ドイツの政治』
所員の著書
平島健司
『ドイツの政治』
(東京大学出版会, 2017年3月)
2017.8.3更新
序 章
- 欧州債務危機とドイツの国内政治
- ヨーロッパのドイツか, ドイツのヨーロッパか
- 国家統一と「半主権国家」
第1章 「半主権国家」の形成――占領と連邦共和国の成立
- 分権化された国家,集権化された社会,両者を結ひ守つける結節点
- 占領期――連邦共和国の前史
- 州,政党,社会パートナーシップの形成
第2章 「半主権国家」の国家
- 基本法の条文と現実の国家
- 「社会保険国家」の再興
- 「協調的連邦制」の形成――連邦制国家の発展
- 「法治国家」と連邦憲法裁判所
第3章 政党と政党システム
- 「半主権国家」と政党
- 連邦における政党システム
- 初期の政党システム (1949年~1961年)
- 3党システムの時代 (1961年~1983年)
- 4党システムから「流動的5党システム」へ (1983年~)
- 二大政党と連邦参議院
- 国家と社会を媒介する結節点としての政党
第4章 「半主権国家」とコーポラティズム
- 準公的制度
- 国家のコーポラティズム化戦略
- コーポラティズムとその変容
- キージンガ一大連合政権の制度改革
- プラント,シュミット両政権の経済運営
- コール政権の経済運営
第5章 「半主権国家」と国家統一
- 統一の政治過程
- 統一後の政治過程――常態への回帰
- 統一後の「半主権国家」
第6章 社会国家の変容
- 国家統ーから「構造改革」へ
- 「構造改革」の達成
- 改革への着手の遅れと政権交代
- 「リースター年金」の導入
- 「ハルツⅣ」改革の達成
- 「保健基金」の新設
- 「改革の軌跡」が描かれたメカニズム
第7章 東部建設の継続と連邦制改革
- 国家統ーが残した連邦制の課題
- 「連帯協定Ⅱ」の締結と「基準法」の制定,財政均衡制度の改定
- 連邦制改革Ⅰ
- 連邦制改革Ⅱ
第8章 移民・難民政策
- 新しい政策領域の成立
- 「外国人政策」の限界
- 赤緑政権による改革――国籍法の改正と移住法の制定
- 社会統合への長い道
終章
- 「半主権国家」は変化したのか
- 変化の第1の動因は何か
- 二大政党の役割
- 連邦首相のリーダーシップ
- 「半主権国家」の行方