東京大学社会科学研究所

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研究

所員の著書

高口康太(編) 伊藤亜聖・水彩画・山谷剛史・田中信彦(著)
『中国S級B級論 発展途上と最先端が混在する国』
(さくら舎, 2019年5月)

2019.7.17更新

中国S級B級論
はじめに

先進国と途上国のはざまで
B級だからS級になれる「リープフロッグ」現象
「先進性」と「後進性」が入り混じる国


第1章 B級中国とS級中国の太極図
高口康太

  • 「段ボール肉まん」ニュースとは何だったのか
  • 野蛮でパワフルな成長と発展
  • シャアリングエコノミーと無業の遊民
  • 「負のS級」AI監視社会とプライバシーの関係

第2章 不均一なる経済大国・中国
伊藤亜聖

  • 「S級中国」論、「B級中国」論が問いかけるもの
  • 深センの変貌──「下請け工場」から「イノベーション都市」へ
  • 「S級中国」脅威論──米中摩擦と一帯一路をめぐって

第3章 習近平という政治的転換点
水彩画

  • 中国現在政治の基礎知識
  • 長老政治から集団指導体制へ
  • 習近平への権力集中
  • 長期政権を見据えた人事・体制
  • 強体制とともに進む個人崇拝

第4章 中国のITは本当にS級か
山谷剛史

  • 「すごい中国IT」の実態は?
  • かつてあふれていたB級IT製品たち
  • アンドロイドが中国のモノづくりを変えた
  • 海賊版天国からコンテンツ大国へ
  • ネットサービスこそS級中国ITの本丸

第5章 分厚くなった中国のステーキ
田中信彦

  • 中国人の暮らしはなぜ豊かになったのか?
  • 激変する中国人の消費 ―衣食住+α
  • グレードアップする中国人の生活

参考資料
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