研究
- トップ
- 刊行物等 一覧
- 所員の著書(2019年の新刊)
- 水町勇一郎(著)『労働法入門 新版』
所員の著書
水町勇一郎(著) 『労働法入門 新版』
(岩波新書, 2019年6月)
2019.9.27更新
はしがき――新版執筆にあたって
はじめに――働くことと法
第1章 労働法はどのようにして生まれたか
――労働法の歴史
- 労働法の背景――二つの革命と労働者の貧困
- 労働法の誕生――「個人の自由」を修正する「集団」の発明
- 労働法の発展――「黄金の循環」
- 労働法の危機――社会の複雑化とグローバル化
- 「働き方改革」
第2章 労働法はどのような枠組みからなっているか――労働法の法源
- 「法」とは何か
- 人は何を根拠に他人から強制されるのか
- 労働法に固有の法源とは
- 日本の労働法の体系と特徴
第3章 採用,人事,解雇は会社の自由なのか
――雇用関係の展開と法
- 雇用関係の終了――解雇など
- 雇用関係の成立――採用
- 雇用関係の展開――人事
第4章 労働者の人権はどのようにして守られるのか――労働者の人権と法
- 雇用差別の禁止
- 労働憲章
- 人格的利益・プライバシーの保護
- 内部告発の保護
- 労働者の人権保障の意味
第5章 賃金,労働時間,健康はどのようにして守られているのか――労働条件の内容と法
- 労働時間
- 休暇・休業
- 労働者の安全・健康の確保
- 労働者の健康を確保するための課題
第6章 労働組合はなぜ必要なのか
――労使関係をめぐる法
- 労働組合はなぜ法的に保護されているのか
- 労働組合の組織と基盤
- 団体交渉と労働協約
- 団体行動権の保障
- 不当労働行為の禁止
- 企業別労働組合をどう考えるか
第7章 労働力の取引はなぜ自由に委ねられないのか――労働市場をめぐる法
- なぜ労働市場には規制が必要か
- 雇用仲介事業の法規制
- 雇用政策法
- 日本の労働市場法をめぐる課題
第8章 「労働者」「使用者」とは誰か――労働関係の多様化・複雑化と法
- 労働関係が多様化・複雑化するなかで
- 「労働者」――労働法の適用範囲
- 「使用者」――労働法上の責任追及の相手
- 「労働者」という概念を再検討するために
第9章 労働法はどのようにして守られるのか
――労働紛争解決のための法
- 裁判所に行く前の拠り所
- 最後の拠り所としての裁判所
- 紛争解決の第一歩
第10章 労働法はどこへいくのか――労働法の背景にある変化とこれからの改革に向けて
- 日本の労働法の方向性
- 「個人」か「国家」か――その中間にある「集団」の視点
- これからの労働法の姿――「国家」と「個人」と「集団」の適切な組合せ
- 労働法の未来の鍵