東京大学社会科学研究所

東京大学

MENU

研究

所員の著書

宇野重規
『政治哲学へ 現代フランスとの対話』[増補新装版]
(東京大学出版会, 2019年5月)

2019.6.7更新

政治哲学へ

政治哲学とは何か/ 日本における政治哲学の無力 / フランスの政治哲学 /政治哲学の仕事


第Ⅰ部 現代フランス政治哲学の位置づけ

第1章 現代世界の中のフランス政治哲学>

政治的無関心/ 私的領域と個人の強調/ 倫理学の時代/ アメリカの知的優位/ フランス政治哲学と「社会主義の実験」/ フランス政治哲学と社会学・人類学 / フランス 政治哲学と自律の理念/ 現代フランスの政治哲学

第2章 政治哲学復活への道のり

政治哲学の復活/ フランス革命からの200年/ デモクラシーの正当化と実証主義の台頭/ マルクス主義・ナショナリズム・全体主義/ 英米圏と大陸圏 /左右対立の相対/ 政治哲学の3つの源流/ 20世紀末のフランス/ 政治哲学者の諸グループ

第Ⅱ部 諸概念の検討

第3章 「政治」から「政治的なるもの」へ

政治哲学と政治科学/ 「政治」と「政治的なるもの」/ クロード ・ルフォール/ マキアヴェリと「政治的なるもの」の発見/ ポストモダンと「政治的なるもの」 /〈政治〉/「政治」,「政治的なるもの 」,〈 政治〉の関係


第4章 歴史の中のデモクラシー

歴史的現象としてのデモクラシー/ 自律とデモクラシー/ デモクラシーと全体主義/ マルセル・ゴ ーシエ/ 宗教からの脱出/ 国家と社会の分離

第5章 内向する権力論

権力論の変質/ 英米とフランスの違い/ フーコーの権力論 --「規律権力」/ 「規律権力」から「生-権力へ」/ フーコーの自由論/ ドウルーズの権力論/ フーコーとドウルーズ/ 「生-権力」論の展開/ ネグリの権力論/ 権力論の行方

第6章 人権と市民権の間

「人権宣言」の残した問い/ 人権と市民権の間 /マルクスの人権批判/ ルフォ ールの人権論/ 人権は政治か---ゴーシェの問い/ パリバールの市民権論/ 市民権の諸類型/ 共和主義の市民権論/ 人権・市民権論の行方

第7章 新しい国制論

国制論とは/ 国制論の諸類型/ 国制論の復活/ 政治哲学と国制論/ 国民国家の終駕?/ 国民国家の起源?/ ゴーシェの国民国家論/ マナンの国民国家論/ 『 帝国』/ 問われているもの/ 「群衆=多数者」の可能性 / 国制論の行方

第8章 共和主義と自由主義

共和主義理解のずれ/ 英米圏における共和主義/ フランスにおける共和主義/ フランス自由主義の運命/ フランス自由主義の復権/ フランス共和主義の現代的革新/ フェリーとルノーの共和主義論/ 共和主義と自由主義の関係の行き着いた場所

結び

自らの社会のよって立つ原理の反省/ 不透明な時代のデモクラシー/ 残される選択肢/ 日本に対する示唆1---共和主義の視点から/ 日本に対する示唆2---自由主義の視点から/ フランスと英米圏の聞で



補論---フランス政治哲学の現在 15年後に振り返る
あとがき
引用・参考文献
索引(人名 ・事項)