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所員の著書
宇野重規(編)民主主義と東京大学ー大学の自由と使命を考える
(東京大学出版会、2025年9月)
2025.08.28 更新

はじめに
1 民主主義と東京大学(宇野重規)
- 民主主義について議論しよう
- 今なぜ「民主主義と東京大学」なのか
- 東京大学における民主主義を問う
2 大正・昭和のデモクラシー――吉野作造と南原繁(苅部直)
- 日の丸と東大
- 南原繁の紀元節式典
- 大学とデモクラシー
- 吉野作造と南原繁
- 「国家に枢要なる」に代わるもの
3 歴史のなかの東大――南原繁の終戦工作から考える(加藤陽子)
- はじめに
- 七博士の終戦工作
- 法学部の一員としての責務
- 終戦への説得の論理
- ソフトピース派とハードピース派
- 天皇の言葉による民主主義は可能か
- 戦争を終結するための調査分析
- 詔書の言葉の構造
- おわりに
4 戦後教育と東大――学生の政治的主体化をめぐる可能性と困難(小玉重夫)
- 学生運動と矢内原学生問題研究所
- SPS(学生補導)の導入
- 東大闘争と西村秀夫
- 全共闘に接近する西村
- 政治的主体化をめぐる限界と可能性
- 教育の論理への幽閉
- エージェンシーの条件としての課外活動
- 私たちの過去は、明日へつながる
5 新しい選挙スタイルで地方から政治を変える――東大卒業生の挑戦(川久保皆実)
- 子育て当事者としての問題意識から立候補へ
- 「3ない原則」で無理しない選挙運動を
- 選挙スタイルを変革する――「選挙チェンジチャレンジの会」
- 市民の声を聞き、政策を実現し、公開する
- 「天寵を負える子ら」として
6 東大で民主主義を考える、民主主義を実践する――ディスカッション1 苅部直×小玉重夫×川久保皆実×宇野重規
- 「大学の自由と使命」
- 大学文化の変革へ
- 地域の当事者課題に向きあう
- 権威性を乗り越えていけるのか
- 東京大学の活動の受益者は誰か
- 東大生への期待
- 世界の民主主義と東京大学
7 「対話を生み出す場」としての東大――ディスカッション2 苅部直×加藤陽子×小玉重夫×川久保皆実×宇野重規
- 見えていたもの、聞こえていたものの間に
- 東京大学における南原繁という存在
- 戦争と東京大学、戦争と学問
- 学生や教員の変化、大学自治のこれから
- 東京大学の未来

