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スタッフ

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藤原翔 (FUJIHARA Sho)

所属部門 附属社会調査・データアーカイブ研究センター(計量社会研究分野) 准教授
専門分野 社会階層論、計量社会学
e-mail sho.fujihara@iss.u-tokyo.ac.jp

経歴

2013年4月 - 2016年3月 東京大学社会科学研究所准教授(社会調査研究分野)
2016年4月 - 東京大学社会科学研究所准教授(計量社会研究分野)

研究テーマ

1教育機会の不平等の長期トレンド
Trends in Inequality of Educational Opportunity
SSM調査や社研パネル調査などの大規模社会調査データを用いて、教育機会の不平等の長期趨勢を、日本の高等教育政策や時代によって変化しうる教育の相対的な価値と関連づけながら検討している。
2教育選択のメカニズム
Mechanism of Educational Decision-Making
教育選2のメカニズムに関する実証研究を行っている。具体的には、合理的選択理論に基づき、中学生や高校生およびその親がそれぞれの選択肢に伴う便益、負担、成功の見込みの評価をもとに教育期待や職業期待を形成する過程をモデル化し、計量分析を行っている。またこれらの選択肢に対する評価が生徒の社会経済的背景とどのように関連しているのかについても分析を行い、社会経済的背景によって教育選択が異なるメカニズムを明らかにすることを試みている。現在はこれらをパネル調査から検証しようと試みている。
3パネル調査データを用いた社会学的研究
Sociological Research Utilizing Data from Panel Surveys
「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」(JLPS)データを用いて、教育に関する意識や子どもに対する教育投資・教育期待についての因果分析を行っている。
4職業的地位尺度の開発
Construction of Scales for Occupational Status
就業構造基本調査データを用いて、職業的地位尺度の開発を行っている。職業による教育水準や所得水準から社会経済的指標(socio economic index)を、夫婦の職業の連関から社会的地位尺度(social status scale)を構築した。
5学歴再生産へのプロスペクティブ・アプローチ
Prospective Approach to Educational Reproduction
これまでの学歴再生産の研究は、社会調査における対象者を子世代、対象者の親を親世代として分析してきた。本研究は調査対象者を親世代、対象者の子どもを子世代とするプロスペクティブ・アプローチから、結婚、出産を考慮に入れた、学歴再生産の現状を明らかにする。

2017年度以降の業績

学術論文

  • Tabuchi, Takahiro, Sho Fujihara, Tomohiro Shinozaki, and Hiroyuki Fukuhara. 2018. "Determinants of High-School Dropout: A Longitudinal Study in a Deprived Area of Japan, Journal of Epidemiology. https://doi.org/10.2188/jea.JE20170163
  • Fujihara, Sho, Toru Kikkawa, and Carmi Schooler. 2018. "Work Made Us What We Are: Complexity of Work, Self-directedness of Orientation, and Intellectual Flexibility of Older US and Japanese Men." Research in Social Stratification and Mobility. 54:36–45.(Corresponding author)
  • 伊藤伸介・石田賢示・藤原翔・三輪哲.2017.「社会データ分析の新時代:公的統計データの社会学研究への利活用」『理論と方法』32(2):321-336.

その他

  • 「喫煙行動と社会経済的地位の関連」東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター編『就労・家族・意識の変化に関するパネルデータ分析』2018,142-158.
  • 「職業的地位の世代間相関」2015年SSM 調査研究会編『2015年SSM 調査報告書 第3巻 社会移動・健康』2018,1-40.
  • "An Ordered Logistic Regression Model for Educational Stratification: Applications to Trend and Comparative Analyses." Yoshimichi Sato ed. Mobility Regime and Social Inequality
  • (石田浩・白川俊之・石田賢示との共著)「パネル調査から見る働き方、生活時間、世代間支援:「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2017」の結果から」『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズ』2018,105,1-31.
  • 「構造方程式モデリング」「学歴社会における選抜」担当.日本教育社会学会編『教育社会学事典』2018,丸善出版
  • 総務省統計研究研修所「統計基本課程 社会分析」講師 「本科 社会分析」 講師「統計専門課程 統計解析ソフトRで学ぶミクロデータ利用法」講師
  • "Occupational Status and Inequality in Japan." The Tenth International Convention of Asia Scholars. The Chiang Mai International Exhibition and Convention Centre (CMECC), Chiang Mai, Thailand, 21 July 2017.
  • "An Ordered Logistic Regression Model for Comparative Analysis." The First Conference of the Comparative Social Research Network (CSRN) Ito Campus, Kyushu University, Fukuoka, Japan, 28 January 2018.
  • (Raymond Sin-Kwok Wongとの共著)2017. "Constructing a Socioeconomic Index using Association Models." International Sociological Association Research Committee on Social Stratification RC28 Conference. Columbia University, New York, USA, August 8, 2017.
  • (石田浩との共著)2017. "Social Fluidity and Education in Japan: What Are the Impacts of Educational Expansion on Social Fluidity" International Sociological Association Research Committee on Social Stratification RC28 Conference. Columbia University, New York, USA, August 10, 2017.
  • 「公的統計データを用いた社会階層研究の可能性」『第64回数理社会学会大会研究報告要旨集』2017年9月18日(於:札幌学院大学).ポスター報告.
  • 「現代日本社会における中卒学歴と社会経済的背景:「就業構造基本調査」個票データの分析」日本教育社会学会大会,2017年10月21日(土)(於:一橋大学).
  • 「男女別社会経済指標の構築とその適用:就業構造基本調査と2015年SSM調査データを用いて」日本社会学会大会,2017年11月5日(日)(於:東京大学).
  • 教育社会学会課題研究「格差・不平等研究の今後:教育・家族・階層」オーガナイザー・司会,日本教育社会学会大会,2017年10月22日(日)(於:一橋大学).
  • 教育社会学会テーマ部会「教育社会学的研究への公的統計データの活用」部会・企画・司会,日本教育社会学会大会,2017年10月21日(土)(於:一橋大学).

2016年度までの主要業績

  • 「高校選択における相対的リスク回避仮説と学歴下降回避仮説の検証」『教育社会学研究』91,2012年11月,pp.29–49.
  • 「きょうだい構成と地位達成——きょうだいデータに対するマルチレベル分析による検討」『ソシオロジ』174,2012年7月,pp.41–57.
  • “Class Awareness in Japan and the U.S.: Expansion and Stability.”(Toru Kikkawaと共著) Sociological Theory and Methods 27(2),2012年9月,pp.205–224.
  • 「LZ命題」「FJH命題」「絶対移動/相対移動」「ユニディフ・モデル」「クロス表」「対数乗法モデル」「対数線形モデル」担当.見田宗介編集顧問,大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編『現代社会学事典』弘文堂,2012年12月.
  • 「社会階層と教育研究の動向と課題」(平沢和司・古田和久と共著)『教育社会学研究』93,2013年11月,pp.151-191.
  • 「カテゴリカル・制限従属変数に対する回帰モデル」小杉考司・清水裕士編『M-plusとRによる構造方程式モデリング入門』北大路書房,2014年1月,pp.134-150.
  • 「選択肢特性が高校生の職業期待に与える影響:条件付きロジットモデルによる分析」東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター編『高校生の進路意識の形成とその母親の教育的態度との関連性』2014年5月,pp.39-56.
  • 「「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2013」からわかる若年・壮年者の希望・仕事・喫煙」(石田浩・有田伸・朝井友紀子と共著)『中央調査報』No.680,2014年6月,pp.1-9.
  • 「書評 竹ノ下弘久著 『仕事と不平等の社会学』弘文堂」『理論と方法』56,2014年11月,pp.377-380.
  • 「パネル調査から見る満足度、希望と社会活動「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2014」の結果から」(石田浩・有田伸・朝井友紀子と共著)『東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズ』85,2015年2月.
  • 「親の教育意識の類型と子どもに対する教育期待:潜在クラスモデルによるアプローチ」教育・社会階層・社会移動調査研究会(研究代表者 中村高康)『平成23~26年度科学研究費補助金基盤研究(A)全国無作為抽出調査による『教育体験と社会階層の関連性』に関する実証的研究 研究成果報告書』2015年3月,pp.55-68.
  • “An Empirical Test of Relative Risk Aversion Hypothesis: Occupational and Educational Expectations of Japanese High School Students.” In Social Inequality, Social Institutions, and Mobility Regimes, edited by Yoshimichi Sato. 2015年3月.
  • 『格差社会の中の高校生: 家族・学校・進路選択』(中澤渉との共編著)勁草書房,2015年9月.
  • 『計量社会学入門:社会をデータでよむ』(数理社会学会監修,筒井淳也・神林博史・長松奈美江・渡邉大輔との共編著)世界思想社,2015年12月.
  • Fujihara, Sho and Hiroshi Ishida. 2016. "The Absolute and Relative Values of Education and the Inequality of Educational Opportunity: Trends in Access to Education in Postwar Japan," Research in Social Stratification and Mobility 43:25–37. doi:10.1016/j.rssm.2016.03.001.
  • 「教育意識の個人間の差異と個人内の変化———「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)データを用いた分析」」『社会と調査』15:40-47.

2018年度の教育活動

東京大学大学院 人文社会系研究科 「社会階層論」
東京大学大学院 総合文化研究科 「計量社会科学I」
東京大学 文学部 「社会調査法」
成蹊大学 文学部 「経済社会学」