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自己点検・自己評価報告 各所員の研究活動
犬塚元
1.経歴
1971年 | 2月23日生まれ |
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1994年3月 | 東京大学法学部卒業 |
1999年3月 | 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学 |
1999年4月 | 東京大学社会科学研究所助手 |
2. 専門分野
比較現代政治大部門,専門分野:政治学史・政治思想史
3. 過去10年間の研究テーマ
- エドマンド・バークの政治思想の研究
- 形成期自由主義政治理論の研究
- 日本におけるヨーロッパ啓蒙思想の受容と市民社会論の分析
4. 1998年度までの主要業績
- 「エドマンド・バーク,習俗(マナーズ)と政治権力」『国家学会雑誌』110巻7・8号、1997年8月、607-667頁
- 「学会展望」『国家学会雑誌』111巻1・2号、1998年2月、183-185頁(Athol Fitzgibbons, Adam Smith's System of Liberty, Wealth, and Virtue, Oxford University Press, 1995の書評)
- 翻訳,福田歓一「高等教育の国際化」『福田歓一著作集』第9巻、岩波書店、1998年8月、213-220頁
6. 今後の研究テーマ
- 18世紀政治学における公共性概念の研究
Concepts of "the Public" in the 18th Century European Political Science
デイヴィッド・ヒューム、アダム・スミスらの言説を分析し、いわゆる形成期自由主義における社会哲学が独自の公共性論をその基盤に据えていたことを分析する。 - 政治学史における古典古代認識の研究
Images of Ancient and Modern in the History of European Political Thought
ヨーロッパ思想史において古典古代思想は圧倒的なパラダイム的影響力を有していたが、18世紀に「近代ヨーロッパ」意識が形成される過程で古典古代認識は大規模な変容をむかえた。この歴史認識の変容が社会科学にもたらした影響について分析する。 - 戦後日本の社会科学における市民社会論の研究
Civil Society Theory in Postwar Japan
戦後日本の市民社会論は、今日の市民社会論リヴァイヴァルとは位相を異にする極めて独自な議論であった。戦後日本社会科学の特質を明らかにする作業の一環として、この市民社会論を比較思想史的に分析する。
7. 主な教育活動
なし
8. 所属学会
日本政治学会,政治思想学会,イギリス哲学