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社会科学を語る夏のワークショップ
高校教員WS:いま〈働くこと〉とは?
2008年7月30日(水)~31日(木)(終了いたしました。)
東京大学本郷キャンパス 赤門総合研究棟5階大会議室
東京大学社会科学研究所では、2007年より「社会科学を語る夏のワークショップ」という企画を行っております。これは、「社会」について高校生に何をどう教えるべきかという課題に日々直面しておられる高校教員の皆さんに、私たちの研究の成果をお伝えしながら、同時に、私たちも高校教員の皆さんから、高校生の社会認識や、それにはたらきかける実践についてお教えいただき、相互に交流することを目的としたものです。
第1回である昨年は、「〈ヨーロッパ〉のいまを読み解く」をテーマに掲げ、幸い、多数の皆さんにご参加いただきました。今年はその経験を踏まえつつ、第2回を行いたいと思います。テーマは、「いま〈働くこと〉とは?」としました。
現在、働くことの意味が、改めて問い直されています。仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)は、少子高齢化や男女共同参画という視点から見て、きわめて重要な課題ですが、その背後にはさらに、およそ適正な労働時間とは何か、非正規雇用の問題をいかに捉えるかといった問題があります。
働くことの意味に特に敏感なのが高校生です。現在、はたしてやりがいのある仕事と出会うことができるのか、という不安が多くの高校生をとらえています。このような不安にいかに答えるか、とくに現代社会の構造的な変容との関連において、いかに問題状況を把握し、今後の指針を見いだしていくか。これらの点を含めて、高等学校の先生方とともに、「いま〈働くこと〉とは?」を考えていきたいと思います。
プログラム
- 1日目:7月30日(水)
- 9時30分
- 開場
- 10時20分
- 開会
- 10時30分~12時00分
- 玄田有史「高校生の仕事道(しごとみち)」
- 13時30分~15時00分
- 水町勇一郎「〈働くこと〉と〈働かないこと〉:そのあいだにあるパート・フリーター」
- 15時15分~16時30分
- 自由討論
- 17時00分~18時30分
- 懇親会
- 2日目:7月31日(木)
- 10時30分~12時00分
- 仁田道夫「労使関係と希望」
- 13時30分~15時00分
- 佐藤博樹「いまなぜワーク・ライフ・バランス社会をめざすのか:働き方の改革と女性の活躍の場の拡大」
- 15時15分~16時30分
- 自由討論
- ■対象:高等学校教員(担当科目は問いません)
- ■人数:50名
- ■参加費:無料(懇親会は3000円)
- ■申し込み方法(申込み受付は終了しました):
プログラムダウンロード
- 下記よりpdfファイル形式のプログラムをダウンロードできます。
- pdfファイル版プログラム