研究スタッフ

石田 浩 (ISHIDA Hiroshi)

2016-05-18 更新

所属部門 比較現代社会大部門:社会運動分野 教授
専門分野 比較社会階層論
e-mail ishida@iss.u-tokyo.ac.jp

経歴

1995年1月-1999年3月 東京大学社会科学研究所助教授
1999年4月 東京大学社会科学研究所教授
2001年9月-2002年3月 米国ミシガン大学社会学部客員教授, 社会調査研究所客員研究員
2004年1月-2004年5月 米国ミシガン大学社会学部客員教授, 社会調査研究所客員研究員
2010年9月-2011年3月 米国イェール大学不平等とライフコース研究所客員研究員
2012年4月-2015年3月 東京大学社会科学研究所所長

2015年度以降の業績

学術書

  1. 『現代日本における若年者のライフコース変容と格差の連鎖・蓄積に関する総合的研究』(編著)(平成22-26年度科学研究費補助金基盤研究(S)22223005 研究成果報告書)東京大学社会科学研究所,2015年6月,601pp.

学術論文

  1. “The Absolute and Relative Values of Education and the Inequality of Educational Opportunity: Trends in Access to Education in Postwar Japan.” (with Sho Fujihara) Research in Social Stratification and Mobility (March, 2016), in press (doi:10.1016/j.rssm.2016.03.001).
  2. 「『働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JL P S)2 014』からわかる若年・壮年者の働き方・希望の意識・ボランティア活動」(有田伸・藤原翔・朝井友紀子と共著)『中央調査報』(2015年7月): 1-11.
  3. 「若年層のライフコース変容と格差の連鎖・蓄積」石田浩編『現代日本における若年者のライフコース変容と格差の連鎖・蓄積に関する総合的研究』東京大学社会科学研究所,2015年6月,pp.1-5.
  4. 「School-Mediated Transition among High School Students」石田浩編『現代日本における若年者のライフコース変容と格差の連鎖・蓄積に関する総合的研究』東京大学社会科学研究所,2015年6月,pp.97-115.

2014年度までの主要業績

  1. 「学歴と社会経済的地位の達成:日米英国際比較研究」『社会学評論』40(3), 252-266頁, 1989.
  2. “Intergenerational Class Mobility in Post-war Japan” (with John H. Goldthorpe and Robert Erikson), American Journal of Sociology, 96: pp.954-992, January 1991.
  3. Social Mobility in Contemporary Japan: Educational Credentials, Class, and the Labour Market in a Cross-national Perspective, Macmillan Press and Stanford University Press, 1993.
  4. “Class Origin, Class Destination and Education: A Cross-national Comparison of Ten Industrial Nations” (with Walter Muller, and John Ridge), American Journal of Sociology, 101: pp.145-193, July 1995.
  5. “Gender Inequality in Authority and Autonomy in the Workplace in Japan, Britain, and the United States,” International Journal of Japanese Sociology, 4: pp.75-98, September 1995.
  6. “Stratification and Attainment in a Large Japanese Firm” (with Seymour Spilerman) , Alan Kerckhoff (ed.), Generating Social Stratification: Toward a New Generation of Research, Westview Press, pp.317-342, 1996.
  7. “Educational Credentials and Promotion Chances in Japanese and American Organizations” (with Seymour Spilerman and Kuo-Hsien Su), American Sociological Review, 62: pp.866-882, December 1997.
  8. “Educational Credentials and Labour-Market Entry Outcomes in Japan” Walter Muller and Yossi Shavit (eds.), From School to Work, Oxford University Press, pp.287-309, 1998.
  9. 『社会階層・移動の基礎分析と国際比較』(編著) 1995年SSM調査研究会, 1998年
  10. 「教育と労働市場:新規学卒者の就職と職安・学校」 東京大学社会科学研究所(編)『20世紀システム 第3巻:経済成長II 受容と対抗』 東京大学出版会, 1998年
  11. 「学歴取得と学歴効用の国際比較」『日本労働研究雑誌』472: 46-58頁, 1999年10月.
  12. 『学校・職安と労働市場:戦後新規学卒労働市場の制度化過程』(苅谷剛彦・菅山真次と共編著)東京大学出版会, 2000年2月. (第23回労働関係図書優秀賞, 2000年)
  13. 『社会調査の公開データ:2次分析への招待』(佐藤博樹・池田謙一と共編著)東京大学出版会, 2000年12月.
  14. 「産業社会の中の日本」原純輔(編)『日本の階層システム 第1巻:近代化と階層』東京大学出版会, 219-248頁, 2000年6月.
  15. “Industrialization, Class Structure, and Social Mobility in Postwar Japan,” British Journal of Sociology, 52(4): pp.579-604, December 2001.
  16. 「親の世代から子どもの世代へ」 岩井紀子・佐藤博樹(編)『日本人の姿:JGSSにみる意識と行動』有斐閣, 136-143, 2002年4月.
  17. “Models of Career Advancement in Organizations,” (with Kuo-Hsien Su and Seymour Spilerman) European Sociological Review, 18(2): pp.179-198, June 2002.
  18. 「社会移動から見た格差の実態」 宮島洋・連合総研(編)『日本の所得分配と格差』東洋経済新報社, 65-98頁, 2002年10月.
  19. “How Profitable Is Japanese Education?: An International Comparison of the Benefits of Education” (with Yumiko Yoshikawa), Social Science Japan, 25: pp.3-7, February 2003.
  20. 「高卒者の進路意識・キャリア経路と階層分化」 日本労働研究機構(編)『学校から職場へ:高卒就職の現状と課題』日本労働研究機構, 105-124頁, 2003年3月.
  21. 「社会階層と階層意識の国際比較」 樋口美雄・財務省財務総合政策研究所(編)『日本の所得格差と社会階層』日本評論社, 105-126頁, 2003年12月.
  22. 「社会的不平等と階層意識の国際比較」 大阪商業大学比較地域研究所・東京大学社会科学研究所(編)『日本版 General Social Surveys 研究論文集[3]:JGSSで見た日本人の意識と行動』東京大学社会科学研究所, 149-161頁, 2004年3月.
  23. “Entry into and Exit from Self-Employment in Japan”, Richard Arum and Walter Muller (eds.), The Reemergence of Self-Employment: A Comparative Study of Self-Employment Dynamics and Social Inequality, Princeton: Princeton University Press: pp.348-387, 2004.
  24. 「後期青年期と階層・労働市場」『教育社会学研究』76: 41-57頁: 2005年5月.
  25. 「教育:学校から職場への移動」工藤章・橘川武郎・グレン・フック(編)『現代日本企業 2 企業体制下』有斐閣: 208-234頁, 2005年12月.
  26. 「健康と格差」白波瀬佐和子編『変化する社会の不平等:少子高齢化にひそむ格差』東京大学出版会: 137—163頁, 2006年2月.
  27. 『東京大学社会科学研究所リサーチシリーズNo.21 高校生の進路選択と意識変容』(編著)東京大学社会科学研究所, 2006年3月, 133頁.
  28. 「学校から職場への移行」労働政策研究・研修機構編『現代日本人の視点別キャリア分析:日本社会の劇的な変化と労働者の生き方』労働政策研究・研修機構: 9-38頁, 2006年3月.
  29. 「若年のキャリア形成のための視座:追跡調査の意義と示唆するもの」『Business Labor Trend』11 (November, 2005), 労働政策研究・研修機構: 5-7頁.
  30. “The Persistence of Social Inequality in Postwar Japan”, Social Science Japan, 35: pp.7-10, October 2006.
  31. 「高校が就職斡旋をすること:高校がハローワーク?」『日本労働研究雑誌』561: 56-58頁, 2007年4月.
  32. “Japan: Educational Expansion and Inequality in Access to Higher Education,” Yossi Shavit, Richard Arum, and Adam Gamoron (eds.), Stratification in Higher Education: A Comparative Study, Stanford: Stanford University Press: pp.63-86, 2007.
  33. 「学校から職業への移行期におけるキャリア形成の変化と課題」労働政策研究・研修機構(編)『日本の職業能力開発と教育訓練基盤の整備』(プロジェクト研究シリーズNo.6)労働政策研究・研修機構: 38-75頁, 2007年.
  34. 「世代間移動の生存分析アプローチ」渡邊勉編『世代間移動と世代内移動』2005年SSM調査研究会: 55-74頁, 2008年3月.
  35. Social Stratification and Social Mobility in Late-Industrializing Countries, (ed.), Tokyo: The 2005 SSM Research Committee, 2008, 206pp.
  36. 「世代間階層継承の趨勢—生存分析によるアプローチ—」『理論と方法』23巻2号, 41-63頁, 2008年11月.
  37. 「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査(JLPS)2008にみる現代日本人のライフスタイルと意識」(三輪哲・村上あかねと共著)『中央調査報』616号, 1—7頁, 2009年2月.
  38. 「階層移動から見た日本社会—長期的趨勢と国際比較—」(三輪哲と共著)『社会学評論』59巻4号, 648-662頁, 2009年3月.
  39. Social Class in Contemporary Japan: Structures, Sorting and Strategies (edited with David Slater), Routledge, Nov, 2009, pp. 243.
  40. 「生活保護の受給期間—廃止世帯からみた考察—」(藤原千沙・湯澤直美と共著)『社会政策』1巻4号, 87-99頁, 2010年2月.
  41. 「母子世帯の所得分布と児童扶養手当の貧困削減効果—地方自治体の児童扶養手当受給資格者データから」(藤原千沙・湯澤直美と共著)『貧困研究』6巻, 55-66頁, 2011年6月.
  42. 石田浩・近藤博之・中尾啓子編『現代の階層社会2 階層と移動の構造』東京大学出版会, 2011年9月, 349頁.
  43. “Health and Inequality,” Sawako Shirahase (ed.), Demographic Change and Inequality in Japan, Trans Pacific Press, pp. 125-150, November 2011.
  44. 「母子世帯の所得変動と職業移動—地方自治体の児童扶養手当受給資格者データから」(湯澤直美・藤原千沙と共著)『社会政策』4巻1号(2012年6月): 97-110頁.
  45. “School Discipline and Academic Achievement in Japan,” (with Satoshi Miwa) in Richard Arum and Melissa Velez (eds.), Improving Learning Environments, Stanford University Press, pp.163-195 (refereed), 2012.
  46. 「社会科学における因果推論の可能性」『理論と方法』27(2012年4月): 1-18頁.
  47. “The Transition to Adulthood among Japanese Youths: Understanding Courtship in Japan,” Annals of the American Academy of Political and Social Science, volume 646 (March, 2013) : 86-106.
  48. “Inequality in Workplace Conditions and Health Outcomes,” Industrial Health, volume 51(August, 2013): 501-513.
  49. “The Lost Decade: Comprehensive Study on Chain and Accumulation of Disparities and Life Course Transformation of Young People in Contemporary Japan.” International Innovation, 166 (December, 2014): 62-64.

今後の研究テーマ

(1) 現代日本の若年者の行動と意識に関するパネル調査の実施と格差の連鎖・蓄積に関する研究
(Study of Cumulative Advantage and Disadvantage Using Panel Surveys about Behaviors and Attitudes among Japanese Youth)
科学研究費補助金基盤(S)「現代日本の若年者の行動と意識の変容に関する総合的研究」(2006年度~2009年度、研究代表者 石田浩)、基盤(S)「現代日本における若年者のライフコース変容と格差の連鎖・蓄積に関する総合的研究」(2010年度~2014年度、研究代表者 石田浩)、厚生労働科学研究費補助金(政策科学推進研究)「若年者の就業行動・意識と少子高齢社会の関連に関する実証研究」(2004年度~2006年度、研究代表者 佐藤博樹)、奨学寄付金(株式会社アウトソーシング、2006年度~2008年度、研究代表者 佐藤博樹)、及び社会科学研究所の独自資金をもとに、社会調査・データアーカイブ研究センターにおいて「働き方とライフスタイルの変化に関する全国調査」(Japanese Life Course Panel Surveys - JLPS)を実施してきた。調査データの解析により、若年者の学校から職場への移行、初期キャリア、交際・結婚などの家族形成、健康、意識に関して総合的に研究し、格差が連鎖・蓄積する過程を解明する。研究成果を東京大学社会科学研究所パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズ、レフリージャーナルなどに刊行するとともに、プロジェクト全体の成果を3巻本のシリーズ『格差の連鎖と若者』として勁草書房から刊行予定。
(2) 少子高齢化からみる階層構造の変容と格差生成メカニズムに関する研究
(Structural Change in Social Stratification and the Mechanism of Generating Inequality in Ageing Society with Low Fertility)
少子高齢化というマクロなレベルでの急激な人口変動と階層格差の変容の関連を探る。科学研究費補助金特別推進研究「少子高齢化からみる階層構造の変容と格差生成メカニズムに関する総合的研究」(2013年度~2017年度、研究代表者 白波瀬佐和子東京大学教授)の研究分担者として、階層構造の変容と格差生成のメカニズムに関する研究を行っている。2015年度には、「2015年社会階層と社会移動(SSM)全国調査」を実施。
(3) 教育機会の格差と学歴の社会経済的効用に関する研究
(Inequality of Educational Opportunities and Socio-Economic Returns to Education)
戦後日本における教育機会の格差の趨勢に関する分析と学歴を取得したことによる社会・経済的な効用(職業達成と所得への影響)に関する分析を藤原翔准教授とともに行っている。成果は、共著論文として国内外の学会で報告するとともに、Research in Social Stratification and Mobilityに刊行。
(4) 社会科学における計量分析と因果推論
(Quantitative Data Analysis and Causal Inference in Social Sciences)
社会科学で用いられる計量的な分析手法の検討と因果的な推論の考え方についての研究。「働き方とライフスタイルの変化に関するパネル調査」を素材としながら、方法論的な関心から計量分析・因果分析の手法などを応用し議論する。日本数理社会学会第52回大会で会長講演「社会科学における因果推論の可能性」を行い、学会誌『理論と方法』に掲載するとともに、社会科学研究所の主催する計量分析セミナーの「二次分析道場!」において研究成果を取り入れている。

2016年度の教育活動

東京大学大学院 法学政治学研究科,教育学研究科,人文社会系研究科,公共政策大学院 「社会調査法」
東京大学 教養学部 「学術フロンティア講義 本郷文系研究所フロンティア講義」の一部を担当

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