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〈2011年4月26日更新〉

宇野重規 (UNO Shigeki)

所属部門 比較現代政治部門:政治文化分野 教授
専門分野 政治思想史・政治哲学
e-mail uno@iss.u-tokyo.ac.jp

経歴

1999年4月-2007年3月 東京大学社会科学研究所助教授
2000年8月-2002年7月 在外研究(フランス、社会科学高等研究院客員研究員、費用は新渡戸フェローシップ)
2007年4月-2011年3月 東京大学社会科学研究所准教授
2010年5月-2011年3月 在外研究(コーネル大学法科大学院)
2011年4月- 東京大学社会科学研究所教授

2010年度以降の業績

〈学術書〉

  1. 『<私>時代のデモクラシー』岩波書店, 2010年4月20日, 204頁.
  2. 『政治の発見4 つながる:社会的紐帯と政治学』(編著)風行社, 2010年10月, 306頁.

〈学術論文〉

  1. 「労働と格差の政治哲学」『社会科学研究』第62巻第3・4号, 2010年3月15日, 153−172頁.
  2. 「トクヴィルとネオ・トクヴィリアン」三浦信孝編『自由主義の討議空間:フランス・リベラリズムの系譜』勁草書房, 2010年5月, 205−235頁.
  3. 「政治が社会的紐帯を語るとき」宇野重規編『政治の発見4 つながる:社会的紐帯と政治学』風行社, 2010年10月, 269−296頁.
  4. 「人権と保守主義」市野川容孝編『講座人権論の再定位1 人権の再問』法律文化社,2010年11月, 158−176頁..

〈その他〉

  1. 「書評:2009年度書評 政治思想史(欧米) クエンティン・スキナー(門間都喜郎訳)『近代政治思想の基礎ールネサンス、宗教改革の時代』春風社, 2009年, 佐藤正志編『啓蒙と政治』早稲田大学出版部, 2009年」『年報政治学』2010(1), 2010年6月, 222-224頁.
  2. 「保守の雑居とリベラルの沈黙ー中間選挙に見るアメリカ政治の混迷ー」『世界』813号, 2011年2月, 76-84頁.
  3. 「いま、戦後政治学を読み直す」『UP』461号, 2011年3月, 2-7頁.

2009年度までの主要業績

  1. 「フランス自由主義の諸相とアレクシス・ド・トクヴィル:個・政治・習俗」『国家学会雑誌』107(5·6): 153-202頁, 1994年6月.
  2. 『デモクラシーを生きる:トクヴィルにおける政治の再発見』創文社, 1998年1月.
  3. 「政治・実存・実在:前田康博教授の政治哲学をめぐる一考察」『千葉大学法学論集』13(1): 179−222頁, 1998年7月.
  4. 「トクヴィルとミル:19世紀における自由主義の行方についての一試論」『千葉大学法学論集』13(3): 37-102頁, 1999年1月.
  5. 「『自由主義−共同体論論争』の行方」『千葉大学法学論集』14(2): 19-49頁, 1999年10月.
  6. 「代表制の政治思想史:三つの危機を中心に」『社会科学研究科』52(3): 5-36頁, 2001年3月.
  7. 「保守主義」福田有広・谷口将紀(編)『デモクラシーの政治学』東京大学出版会:19-36頁,2002年8月28日.
  8. 「丸山眞男における三つの主体像:丸山の福沢・トクヴィル理解を手がかりに」小林正弥(編)『丸山眞男論:主体的作為,ファシズム,市民社会』東京大学出版会: 40-74頁, 2003年2月5日.
  9. 『政治哲学へ:現代フランスとの対話』東京大学出版会, 2004年4月, 220頁.
  10. “La Modernisation politique au Japon et l'idée de subjectivité chez MARUYAMA Masao”, Ebisu––Études japonaise, 32 (Printemps-Été 2004): pp.67-83, Maison Franco-Japonaise, 2004.
  11. 「リベラリズムと共和主義的自由の再統合:トクヴィルの遺産」『思想』965, 2004年9月.
  12. 「政治哲学問題としての欧州統合」中村民雄(編)『EU研究の新地平:前例なき政体への接近』ミネルヴァ書房: 247-279頁, 2005年2月.
  13. “Les idées politiques du Japon de l’époque moderne”, Jean-François Sabouret (ed.), La Dynamique du Japon, Paris, Saint-Simon: pp.83-92, 2005.
  14. 「トクヴィル復興の意味」『フランス哲学・思想研究』11, 日仏哲学会: 40−48頁, 2006年8月.
  15. 「1990年代日本の社会科学:自己反省とその継承」『社会科学研究』58(1): 99−123頁, 2006年9月.
  16. 「政治哲学からの考察:中間集団と社会的なるものの再編」水町勇一郎(編)『個人か集団か?:変わる労働と法』勁草書房: 39−59頁, 2006年10月.
  17. 『トクヴィル 平等と不平等の理論家』講談社, 2007年6月, 202頁. [第21回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)]
  18. 「釜石市長としての鈴木東民:〈地域に根ざした福祉政治〉と〈開かれた土着主義〉」『社会科学研究』59(3·4): 21−37頁, 2008年3月.
  19. 「社会科学と批評の間:戦後日本における知の連関」松澤和宏・田中実編『これからの文学研究と思想の地平』右文書院: 179−194頁, 2007年7月.
  20. 「社会的紐帯の政治哲学:トクヴィルを中心に」小川有美・遠藤誠治編『グローバル対話社会—力の秩序を超えて』明石書店: 189−217頁, 2007年9月.
  21. 「トクヴィル」伊藤邦武編『哲学の歴史 第8巻 社会の歴史 18−19世紀』中央公論新社: 87−107頁, 2007年11月.
  22. 「メルロ=ポンティ/ルフォール−身体論から政治哲学へ」『現代思想』第36巻16号, 2008年12月, 264−275頁.
  23. 「テキストからの展望」岩波講座哲学10『社会/公共性の哲学』, 岩波書店,2009年3月, 247−260頁.
  24. 「社会科学において希望を語るとは」玄田有史・宇野重規編『希望学[1]希望を語る 社会科学の新たな地平へ』東京大学出版会, 2009年4月, 267−291頁.
  25. 「釜石市長としての鈴木東民」玄田有史・中村尚史編『希望学[2]希望の再生 釜石の歴史と産業が語るもの』東京大学出版会, 2009年5月, 109−141頁.
  26. 「トクヴィルと政治哲学の再生−大西洋両岸におけるトクヴィル」松本礼二・三浦信孝編『トクヴィルとデモクラシーの現在』東京大学出版会, 2009年6月, 370−385頁.
  27. 「平等と自由の相乗/相克」齋藤純一編『自由への問い1 社会統合−自由の相互承認に向けて』岩波書店、2009年11月,51−74頁.

今後の研究テーマ

(1) デモクラシーと宗教
Democracy and Religion
デモクラシー社会において、宗教/宗教的なもののはたしている機能について考察する。これまで単純に世俗化の過程として理解されてきた近代の歴史を、むしろ宗教/宗教的なもののはたす役割の変化として捉え直すことで、多様な政治社会におけるデモクラシーと宗教/宗教的なものの関係を考えたい。
(2) 現代政治哲学の比較分析:アメリカ、フランス、日本
Contemporary Political Philosophy in the Comparaive Perspective: America, France and Japan
ジョン・ロールズの『正義論』に代表される現代アメリカの政治哲学と、これとは異なる思想的伝統を受け継ぐフランスの政治哲学を比較し、さらにその結果を踏まえ、現代日本の政治的言説の分析を行う。
(3) 現代フランス政治哲学
Contemporary French Political Philosophy
フランス革命の政治的・知的影響の下、フランスにおいては、左右の政治対立や、厳格な政教分離を旨とする共和国原理などによって特報づけられる、独特な政治思想の伝統が形成されたが、現在、マルクス主義の影響力の後退や英米権の政治哲学の流入などによって、この伝統は変容を余儀なくされている。この変容を探り、なお残るフランス政治哲学の独自性を探る。
(4) 19世紀フランス政治思想史
History of French Political Thought in 19th century
『アメリカのデモクラシー』や『旧体制と革命』で知られる政治思想家アレクシ・ド・トクヴィルを中心に、フランスにおける自由主義、保守主義、共和主義などの伝統について政治思想史の視点から分析する。また古典的な政治思想の変容と社会科学の成立についても考察する。

2011年度の教育活動

東京大学大学院 法学政治学研究科 政治学史特殊研究:Charles Taylor, A Secular Age

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